| スバル・インプレッサ WRX タイプR STi バージョンIVの売り物はなかなか出てこない |
今見ると、WRブルーマイカ、当時のチェリーレッドは「薄く」感じられる
さて、中古車売買サイト、コレクティング・カーズに「非常に」珍しいスバル・インプレッサ WRX タイプR STi バージョンIV(GC8)がオークション形式にて登場。
このスバル・インプレッサ WRX タイプR STi バージョンIVは、スバルが(1997年に)WRCマニュファクチャラーズタイトルを3年連続で獲得した記念として1000台限定にて発売されており、ほとんど中古市場に出回らないことでも知られます。
しかし今回はオーストラリア、そして香港からそれぞれ1台づつが出品されることになり、いずれも熾烈な入札バトルとなるのは間違いなさそうですね。
オーストラリアの個体は走り屋っぽい改造されているもよう
まずはオーストラリアから出品されている個体を見てみたいと思いますが、このインプレッサ WRX タイプR STi バージョンIVは1997年モデルで、ボディカラーはWRブルーマイカ、ホイールはゴールドの18インチ・レボリューション・ミレニウム・ホイール。
ちなみにこのWRブルーマイカは「1台づつ走るラリー競技において、雪や砂、石畳など様々なステージで目立つ」ことを目的に調合され開発されたと言われます(その後スバルはWRCを撤退し、サーキットでのレースへと舞台を移したことから、舗装路上で目立つよう、赤みを加えたWRブルー・パールが新たに導入されている)
搭載されるエンジンは水平対向4気筒DOHC16バルブ インタークーラーターボ(EJ20)、出力は280馬力。
ボディサイズは4340×1690×1405mm、車体重量は1,240kgなので、現代ではかなり軽量な部類に入るということになりそうです。
アフターマーケット製の車高調とキャタバックエキゾーストシステムが装着されているほか、ターボタイマー、Greddy製メーター(5つも追加されている)、同じくGreddy製ハンドコントローラー、ケンウッド製ヘッドユニットなど、インテリアのアップグレードも多数行われています。
走行距離は135,000キロだと紹介されていて、シートにはヤレが見られるものの、擦り切れている部分は見当たらず、けっこうコンディションはいいほうかもしれません。
ステアリングホイールはMOMO製ディープコーンへと交換されているようですね。
エンジンルームはほぼノーマルですが、一部パーツが追加されているもよう。
香港からはホワイトの個体が登場
そしてこちらは香港から出品されているアスペンホワイトのインプレッサ WRX タイプR STi バージョンIV。
チェリーレッドが目立ちますが、これは「(日本を象徴する)桜をイメージした」ものだといい、スバルWEBコミュニティ(スバコミ)によれば年々その色が濃くなっているとのことで、これはSTIモデルのラインアップが「上質な内外装と乗り心地を持つモデルにも波及した」ことから、それらモデルにも似合うよう”シックな”カラーへと変化したという理由があるようですね。
1999年式で走行距離は98,000キロ、しかし小さな飛び石キズがあるほかは目立ったダメージはない、と紹介されています。
純正のリアウイングもちゃんと残されています。
ホイールは17インチのSTI鍛造モノブロックRays製。
なお、足回りにはクスコ製サスペンションとGRB STIブレーキが装着されている、とのこと(フロントブレーキキャリパーは純正だとなぜか4ポットではなく2ポットなので、ブレーキシステムを交換するオーナーが多かったという)。
インテリアは「ほぼ」ノーマルで、変更点といえばDefi製ブースト計が追加されているくらい。
エンジンルームだと、ホースやプラグコードが交換されているようですね。
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参照:CollectingCars