| まだまだボディは「仮」だと思われ、市販時には全く別の姿になりそうだ |
ただしこの「長く広いローマ」の姿も悪くない
さて、ランボルギーニはV12エンジン搭載フラッグシップスーパーカー「レヴエルト」を発表したところですが、今回目撃されたのがフェラーリの新型V12モデル。
これは812スーパーファストの後継として位置する(カタログモデルとしての)フラッグシップとなりますが、「フロントエンジンレイアウト」というところが(ランボルギーニのV12フラッグシップと)大きく異るところです。※フェラーリは1996年にF512Mの生産を終了させたのち、カタログモデルとしてはV12ミドシップモデルを作ってない
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まだまだその真の姿はわからない
今回の動画はおなじみスーパーカーストーカーにしてユーチューバー、Varryx氏が撮影し自身のYoutubeチャンネルに公開したもので、そこに映るのは「ローマのボディを拝借したプロトタイプ」。
ローマの車体をちょっと長くワイドにしたという印象で、しかしこのボディはもちろん「仮」の姿であり、市販時には専用デザインのボディが与えられることになるのは間違いないものと思われます。
動画ではフェラーリ本社周辺を走行するV12モデルの姿を捉えていますが、そのサウンドはやはりV12っぽい低く太い音を発しているように思われ、ターボではない直接的な(こもっていない、クリアな)サウンドであるようにも。
なお、シーンによっては積極的にシフトチェンジを行う様子も見られ、端切れの良いサウンドを聴くことができるものの、ちょっと前にはサウンド計測中の車両も目撃されていたので、エキゾーストノートについてもさらに磨きをかけるのは間違いなさそう。
V12エンジンはハイブリッド化?
それでもこのV12エンジンについては疑問が残り、ターボ化はないとしても「ハイブリッド」となる可能性も残されていて、フェラーリはプロサングエに「ハイブリッドなし」の自然吸気V12エンジンを積んでいますが、これから発売される新型V12スポーツカーは非常に厳しい環境規制に直面することになるものと思われ、となるとハイブリッド化がなされることも考えられます(プロトタイプにハイブリッドのステッカーは貼られていないが、ニュルブルクリンクなどのサーキットでなければ表示の必要は無いらしい)。
ただ、ハイブリッド化するにしてもいくつか問題があり、大きなものとしては「現在フェラーリが使用するFR用プラットフォームには、バッテリーやエレクトリックモーターを仕込むスペースが無い」こと。
これについては以前にフェラーリが言及したことがあり、ハイブリッド化したくとも、そのスペースを確保できないのかもしれません。
ただ、フェラーリはV12エンジンを新設計するとも言われており、ランボルギーニ・レヴエルト同様、新しいコンパクトなV12エンジンを手に入れることにより、ハイブリッドにかかわるスペースを無理にでも作ってしまうことも想定可能。
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この812スーパーファスト後継モデルについては、(現在812系の受注が終了したとされるので)フェラーリとしてはできるだけ早く発売して812系の穴を埋めねばならず、よってそう遠くない未来にその姿を見ることができるかもしれませんね。
フェラーリの新型V12モデルがテストを行う動画はこちら
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参照:Varryx