BMW i3の2017年モデルが発表。
バッテリーはピュアEV、レンジエクステンダーともに60Ahから94Ahとなり容量の22kWhから33kWhへ(バッテリーはこれまでどおりサムソン)。
これによって航続可能距離は300キロに到達し、レンジエクステンダー搭載車の燃料タンクも25%大きくなることで+150キロの走行を加算でき、レンジエクステンダー装備車についてはまさにガソリン車と同等の走行可能距離を持つに至ることに。
もちろん重量は増加し、そのぶん0-100キロ加速は0.3秒ほど遅くなるようですね。
重要なのはここからで、BMWによると幾つかの市場においては既存i3オーナーは現行の60Ahバッテリーを90Ahバッテリーへと入れ替えることができる、とのこと(詳細は未定)。
そして新しいi3は現行と同じサイズのバッテリー(60Ah)と大きなバッテリー(90Ah)の両方を持つ(正確に言えば大きなバッテリーはオプション)ようですね。
外観については大きな変更は無いように見えますが、新色としてプロトニック・ブルー・メタリックが追加。
これは「BMWらしい」色で、もしぼくがいまi3を購入するならば、この色を選ぶかもしれません。
加えてソリッドの「フルード・ブラック」も選べるようになり、けっこう大きくカラーが変わることになりますね。
なお価格についてはドイツ国内のものしか公開されていませんが、60Ahモデルの価格がBEV(ピュアEV)で34,950ユーロ、REX(レンジエクステンダー)で39,950ユーロ。
94Ah版でBEV36,150ユーロ、REXは41,450ユーロ。
BMW i3の2017年モデルが北米で販売開始。
現在の22kwhモデルを値下げし、33kwhバッテリーをオプション扱いとするという話もありましたが、どうやら22kwhは廃版となり33kwhバッテリー搭載モデルが「エントリーモデル」となる模様。
これによってバッテリーのみでの走行可能距離は130キロから183キロへと伸びています。
価格は44,595ドルで現行の42,400ドルよりも値上がりしており、これは相当に強気な戦略といえますね。
なおレンジエクステンダー搭載モデルの価格は48,445ドルで46,250の現行よりもやはり価格上昇。
北米だとガレージドアオープナーなど特殊な装備が付くようですが、おおよそは日本仕様と相違のない内容となっています。
ボディカラーはプロトニックブルー、カパリス・ホワイト、フルード・ブラック、イオニック・シルバー、プラチナム・シルバー、ミネラルグレー・メタリック。
なお急速充電器が二年間無料で使用できるサービスも不対されているようですね。
関連投稿:BMWがi3向けバッテリーパックのアップグレードを実施予定。レトロフィットもOK
BMWがi3のバッテリーパックについてアップデートを行う模様。
容量は同じながらもより効率に優れたバッテリーを使用することで実際の使用における航続距離を200キロまで延長できるようです(現在は120キロ程度)。
このアップデートはバッテリーの他モーターのアップデートも含まれ、ピュアEV、レンジエクステンダー両方に対応が可能。
もちろんレトロフィットもOKとのことですが、気になるのはその価格。
現時点では価格/発売時期など未定ですが、200万円程度したりすると、そもそもの車両価格に加えてかなりな合計金額になってしまい、けっこうな高級車が変える金額に。
ここは初期ユーザー保護という観点において、BMWには頑張って欲しいところです。
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