ポルシェとマルティニとは切っても切れない縁がありますが、それまでにどのポルシェのモデルもマルティニカラー及びストライプがベストマッチ。
マルティニカラーのいいところはボディカラーの下地の色にあまり囚われずに済む(やはりホワイトがベターではありますが)というところ。
例えばガルフカラーだとどうしてもベースが水色でないと雰囲気が出ませんが、マルティニストライプの場合はボディカラーが青や赤でもなんとかなる、という敷居の低さを持っています。
要はストライプだけがスタンドアローンで貼り付け可能ということですが、その分チャレンジが容易ですね。
マルティニ・ストライプの入ったポルシェ911GT3RS。
純正のストライプではないと思いますが、なかなかに決まったカスタムです。
ポルシェといえばやはりマルティニというイメージがありますが、マルティニは正確には「マルティーニ・エ・ロッシ(Martini & Rossi)」という会社。
これはイタリアの酒造メーカーで、ランチアのほか、パワーボートや航空機レースなど各方面へのスポンサーで有名。現代で言うレッドブルのような感じですね。
なおポルシェとの繋がりは1978年からとされ、ラリーやル・マンでこのロゴとストライプをつけたポルシェが優勝を重ねたことで一気に有名になり、「ポルシェ=マルティニ」という図式が成立することに。
なお、ポルシェがル・マンに復帰する際にはそれを記念し、ポルシェ911に「ポルシェ911カレラS・マルティニ・レーシングエディション」を発表していますね。
現在でもポルシェとマルティニとの関係は続いており、ポルシェのアパレルや小物を扱う「ドライバーズセレクション」ではマルティニとポルシェとのダブルネームが入るキャップやTシャツ、ジャケットを購入可能。
その他、マルティニ・ストライプを身にまとうポルシェ(レーシングカーなど)はこんな感じ。
他にレーシングカーのカラーリングとして有名なのはJPSやマルボロがありますが、それらは一部の国で「タバコ会社はモータースポーツのスポンサー禁止」という法令のためにほぼ見られなくなり、あとは「ガルフ」「アリタリア」も有名ですね。
ウルトラ・ヴァイオレットのボディカラーにマルティニ・ストライプを持つポルシェ911GT3RS。
マルティニ・ストライプ自体はさほど目新しいものではありませんが、フロントバンパー、リアバンパーのエッジにスカイブルーのラインが入るところが新しいですね。
小さなことですが、これでぐっとイメージが変わったように思われ、かつ牽引フックのカバー脇にも同じくスカイブルーの矢印があり、かなり細かいところまでこだわるオーナーさんのようですね。
意外と珍しい、ポルシェ918スパイダーのマルティニ・カラー。
モノトーン調のマルティニ・ストライプとともに純正オプションで用意されているのですが、あまり選ぶ人はいないようですね。
なおこのストライプはペイントではなくデカールとなっていますが、フェラーリやランボルギーニだとストライプはペイント、ポルシェはほかモデルにおいてもデカール、という差異がなんとも面白く、そこはイタリアとドイツの差なのかもしれませんね。
この車両はヴァイザッハ・パッケージを装着しており、けっこう多くのオプションを装着していそうです。
非常に珍しい、日産GT−Rにマルティニ・ストライプを貼った車両。
ただ、「マルティニ」のロゴは「アインシュタイン」に置き換えられており、珍しさ倍増ですね。
新車価格のおよそ二倍位以上、2億1000万円ほどで中古のポルシェ918スパイダーが販売中。
ヴァイザッハ・パッケージを装着しマルティニ仕様となっています。
このマルティニ仕様は純正オプションですが、塗装ではなく「ステッカー」とのこと。
フェラーリやランボルギーニのストライプやツートン仕様は「塗り分け」ですが、このあたりドイツのメーカーとイタリアのメーカーの考え方の差なのかもしれませんね。
ヴァイザッハ・パッケージ+マルティニストライプのポルシェ918スパイダー
ヴァイザッハ・パッケージを装着し、さらに純正オプションのマルティニ・カラーを身にまとうポルシェ918スパイダー。
なおこのマルティニ・カラーはペイントではなくステッカーとなり、このあたりがイタリア車との相違ですね。
フェラーリ458スペチアーレやランボルギーニ・ガヤルドLP550-2バレンチノ・バルボーニなどは職人による塗装で、そこはイタリアのメーカーがこだわるところなのかもしれません。
マルティニ・カラーに彩られたポルシェ・ケイマンGT4。
ポルシェはモータースポーツとの関わりが深いだけあり、マルティニ・ストライプやガルフ・カラーが似合いますね。
マカン、パナメーラ、カイエン、911のマルティニ・カラー仕様がソチに集合。
画像を見ると911はイエロー、マカンはグリーン、カイエンはブラックの個体もあるようです。
ポルシェが制作したものか、それとも個人によるものか等は不明ですが、黄色ベースのマルティニカラーは新鮮ですね。
ポルシェといえばマルティニカラー。グラフィックがナイスなポルシェ・ケイマン
マルティニカラーといえばポルシェ、ポルシェといえばマルティニカラー、というほどつながりの深い両者。
これは981ケイマンにマルティニカラーを施したもの。
ルーフトップ(とおそらくフロントフードにも)マルティニ・ストライプがはいり、ドアのカーナンバーもなかなかにキマっています。
オーストラリアより、マルティニストライプがバッチリと決まったポルシェ911GT3。
サイド、センターと広い面積でストライプが入りますが、サイドのストライプは後ろへ行くほど広くなっていますね。
サンコーストより、マルティニ・ストライプ入りの室内専用カバー。
これは保護目的ではなくて「カバーを見るために」カバーをかけたくなる逸品だと思います。
539.95ドルで販売中。
結構太めのマルティニ・ストライプを身にまとう、ポルシェ・ケイマン。
やはりポルシェはマルティニ・ストライプがよく似合うと思います。
もう一つポルシェによく似合うのはガルフ・カラーですが、こちらは簡単にガルフ・カラーにするのは難しく(フルラッピングに近い範囲での施工が必要か)、ちょっと敷居が高いですね。
もしもベイビーブルーのボディカラーが純正にてラインアップされるとしたら、比較的容易にガルフカラーにできそうです。
これはインパクトのあるポルシェ918スパイダー(ヴァイザッハ・パッケージ装着)。
台湾に納車されたものとのことですが、マットブラックのボディに光沢のあるマルティニ・ストライプ。
ホイールはダークグレーメタリックで足元を引き締めていますが、ブレーキキャリパーは明るいグリーン。真っ黒の服に蛍光グリーンをチラ見せ、のような感じですがなんともインパクトのあるカラーリングだと思います。
ぼくは光沢とつや消しとのコントラストが大好きで、イヴォークにもマットブラックのストライプを貼っていましたが、光の販社による落差が美しく、なかなか気に入っていました。
できればボクスターにもなにか貼りたいと考えていますが、ポルシェのストライプはなかなか難しく、今のところ手を出すには至りません。
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