スバルが北米で「アウトバック」をリコール。
内容としては「製造時に工場にて、右側のスタビライザークランプ、ホイールハブ、フロントブレーキキャリパーを規定トルクでの締め付け/取り付けができなかった」というもので、考えうる危険性として最悪の場合これらが緩み事故の可能性がある、というもの。
なお製造期間は6月20日から23日という短い間となっていますが、これはインドの製造工場で行員が発見したもの。
現在は原因が究明され、「誰が規定トルクで締め付けていなかったか」も判明しており問題はない、とのこと。
自動車においてはリコールの問題が常に付きまといますが、製造現場においてはこれを隠すのではなく、何らかの不具合を発見・報告した場合は評価につながるなどのシステムがあれば良さそうですね。
なおアメリカの航空機産業においては問題が発生したとしてもそれを報告した場合に罰せられることはなく、むしろ隠した方が重大な罪に問われる場合があるとのことで、この体制が「問題があればすぐに報告→改善」という体制につながっているとは言われますね。
そういった考え方もあり、不具合やその対処の方法については日本と温度差があるのかもしれません(そのためにかつてのトヨタや現在のタカタ、VWのディーゼル問題など必要以上に叩かれているのかもしれない)。