カワサキは今後二年で16のニューモデル投入を計画していますが、そのうちの一つと見られる「ニンジャH2 600」のスケッチ(特許図面?)を公開。
H2というと998ccのエンジンをスーパーチャージャーで加給し200馬力を発生すること、270万円という価格が話題となったバイクですが、そのスモール版の登場ということですね。
998ccのH2と比べてスーパーチャージャー、インテークチューブのサイズが小さくなっていますが、600ccの常識を超えるトルクとパワーを発生するのは確実で、独特のポジションを持つバイクと言えそうです。
なおスーパーチャージャー、ターボなど過給器付きのバイクは非常に少なく、それはもともと(自動車に比べ)軽量なバイクにおいて重量増となるターボを装着してまでパワーを上げるメリットが少ないからで、もちろんパワーアップは好ましいのですがそのぶん価格も大幅に上がってしまう(バイクの場合は車体に占めるターボ追加費用の割合が大きくなる)ことも懸念。
過去にはホンダ(CX500ターボ)、ヤマハ(XJ650ターボ)、スズキ(XN85ターボ)、カワサキ(750ターボ)など各社からターボチャージャー付きバイクが販売されていましたが、当時はコーナリング中に加給がかかると扱いづらいなどの意見がありましたね。
現在スズキはターボバイク(”リカージョン”の市販モデル)を計画中とも言われますが、こちらが登場するとバイクにおけるトレンドが変わるかもしれない、とは思います。
なお日本の場合は免許制度が特殊なので399ccまでのバイクに小型ターボをドッキングさせてリッターバイク並みのパワーを出せば売れるんじゃないかとも考えますが、やはり価格の面で問題はありそうです。
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