ポルシェ924がオークションに登場予定。
落札金額は最高で270万円ほどとみられますが、近年のクラシックポルシェ高騰の影響が見られる価格ですね。
ポルシェ924は1975年に発売された4座モデルで911の下位に位置するモデル。
ブレーキ、ドライブシャフト、サスペンションはフォルクスワーゲン、エンジンはアウディからの流用となるものの、そこは紛れもないポルシェといったところでパッケージングやセッティングは素晴らしく、模範とも言えるFRスポーツカーに仕上がっているとされています。
トランスミッションはトランスアクスルとなり、重量配分も50:50。
1981年製造で2リッターエンジン搭載(125馬力)、最初は航空会社のパイロットへ納車され10年程度保有されたのちにずっと保管され、そのため走行距離はわずか1万キロ。
2015年に発見されてオランダのコレクターに売却され、その後にイギリスへ渡り、今回のオークションに登場という経緯だそうです。
日本だとポルシェ924は現在市場になく、その上位モデルの944は安価なものだと80万円、上は「応談」。
それでもカーセンサーへの登録台数は5台のみとかなり少ないですね。
ポルシェ=911というイメージは当時から強く、924、944、928など何のスポーツカーも911を超えるヒットとはならず、評価も低いのですが、これはけして車の性能が低いわけではなく「911の評価が高すぎる」ため相対的にポルシェのほかモデルに対する評価が辛くなってしまうもので、ポルシェならではの現象とも言えますね。
その意味ではポルシェにおいて911以外のモデルは昔から「不遇」な状況にあると考えて良いかもしれません。
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