「小排気量エンジンよりも大排気量の方が環境性能的に優れる」というレポートが公表された、とロイターが報道。
これによると、レポート作成きっかけはVWのディーゼル不正事件であり、「通常の走行とは異なる条件下での測定」に疑問を持った結果として現実的な走行条件でのテストを行い、実際の走行条件においては小排気量エンジンよりも大排気量エンジンのほうが排ガスにおいてまだマシ、とするものです。
VWがやアウディ、ルノー、BMWなどは現在エンジンの排気量をどんどん小さくしていますが、このレポートの内容が信用に足るものだとすると、今後の自動車業界における流れにも何らかの変化が生じる可能性かあるかもしれません。
なお、メルセデス・ベンツは「小さなエンジンが有利だとは思わない。だから我々は3気筒エンジンには飛びつかない」としており、このあたりメーカー間でも方向性が分かれそうですね。
このレポートの「小排気量」と「大排気量」との境界がどこにあるのかは不明ですが、将来的にバッテリーのエネルギー密度がさらに高くなれば、小排気量エンジンはモーターに取って代わられる可能性もでてきますし(今はバッテリーの重量が嵩みすぎてかえって効率が悪い)、色々な意味で自動車業界は転換期を迎えているのかもしれない、と思います。
最新情報をお届けします
Twitter でintensive911をフォローしよう!
Follow @intensive911