シボレーが2017年モデルの「COPOカマロ」を発表。
コポとは可愛らしい響きですが実車のほうはそんな甘っちょろいモノではなく、プライベート・ドラッグレーサーのために開発された超過激マシン。
見ての通りフロントボンネットが異常に盛り上がるなど「ただならぬ」雰囲気を醸し出しています。
例年通り販売は69台の限定となり、SEMAに展示される車両はハイパーブルーメタリック。
エンジンは5.7リッターV8スーパーチャージャーもしくは自然吸気7リッター/6.2リッターV8を選択可能。
「レース専用」のためトランスミッションは3速オートマティックのみとなり、リアサスペンションはソリッド(左右連結)、ステアリングはパワーアシストなし(画像を見るとウィリーバーとパラシュートを装備しているのもわかる)。
この仕様だと、いかにアメリカといえども一般での使用はまずできないと考えて良さそうです。
なおシボレーはプライベーターのために数々のドラッグレース専用パーツを開発・供給しているとのことで、これらを使用したカスタムもできるそうです。
2012年から2015年まで各年間69台の限定生産でリリースされたCOPOカマロですが、購入希望者は実に5500人にのぼっていた模様。
なお価格は非公開で、購入時にはかなりな幅でのカスタムができるようです。
エンジンだと5.7/6.2/7.0リッターを選べたり、さらには2.9リッター+スーパーチャージャーのレース用エンジンなど。
行動を走行できるようには見えませんが、リアにはナンバープレートも見えるので、登録は可能なのかもしれません。
ちなみに実際に走行(ドラッグレース)している動画はこちら。
完全にレースカーのサウンドであり、これを聞くと「やっぱり公道走行はどうやっても無理だろう」と思い直したりします。
この車両は7Lエンジンと3速ATを搭載している、とのこと。
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大型エアインテークやブレンボ製のフロントブレーキ(導風板のようなものが付いているのがナイス)、ダウンサス、エキゾーストシステムなどが登場。
「グラウンド・エフェクト・パッケージ」も用意され、リアスポイラーや(グラウンドエフェクトには影響なさそうですが)光るボウタイ・エンブレムも含まれます。
アメリカは比較的自動車車体に関する法規がユルそうですし、NASCARの人気などもありレース志向のカスタマイスが多いのかもしれませんね(ヴァイパーのオプションもかなり気合が入っている)。