北米でフィアット124スパイダーが販売開始となり、その「モト」となるマツダ・ロードスター(北米ではMX-5ミアータ)との販売台数争いに注目が集まっています。
10月の数字が公表され、これによるとマツダ・ロードスターは505台、フィアット124スパイダーは444台。
一件数字が近いように見えますが、これには様々な見方ができるようです。
まず、10月はフィアット124スパイダーにとって販売初月であったこと。
もしかするとデリバリーが十分に追いつかなかったのかもしれませんし、逆に供給十分であれば「初月なのに」出足が悪いと言えるかもしれません。
かつ、FCAは11月末まで5万円引きキャンペーンを現地で行っており、逆にマツダは値引きなし。
加えてマツダ・ロードスターは販売からしばらく経っており、ある程度需要が安定してきているとも言えますね。
もろもろ考えるとやはりマツダ・ロードスターのほうがアメリカでは「人気が高い」と言えそうですが、逆にフィアットの知名度が高い欧州だとどうだろう、というのは気になるところ。
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アメリカにて、プロモーションの一環としてアバルトがその車(124スパイダー、595)を購入したユーザーは1年間無料でサーキットトレーニングを受けることが出来る、というプログラムを発表。
これはアリゾナ州フェニックスにあるBob Bondurant Schoolにて受講できるようで、高いスキルを持つスタッフからハイパフォーマンスカーの扱い方をレクチャーしてもらえる、というもの。
コースにはスキッドパッド、スラローム、ハイスピードでのサーキット走行が含まれ、追加費用は必要ですが「アバルトラリー」への傘下も可能。
アバルト124ロードスターはフィアット124ロードスターのアバルトチューンモデルですが、日本では何らかの事情(ベースとなるマツダ・ロードスターへの配慮か)でフィアット124ロードスターが販売されずにより高価格帯のアバルト124ロードスターのみの販売となります。
しかしながらブレンボ製ブレーキシステム、LSD、専用チューンのサスペンション装備、そしてなにより164馬力のターボエンジン装備ということを考えると、マツダ・ロードスターを購入してチューンするよりも割安といえるモデルです。