先日、なかなかに格好良いというベンチャー企業による中国車を紹介しましたが、車自体の計画はともかく、発表したオフィシャルフォトが三菱アウトランダーのフォトショップ処理されたものだった、というニュース。
これは中国の「WMモータース」が発表したEVですが、まんま三菱アウトランダーのオフィシャルフォトを加工したものだったことが判明。
VIA:CARSCOOPS
ただしタイヤサイズなど変更されており、かなり手の込んだものであることは否めませんが、WMモータースにとっては今ひとつ縁起の悪いスタートとなりましたね。
なお中国ではこういった画像のパクリは日常的に行われており、しばらく前も日本の新幹線の写真をそのままパクった政府公式画像や、これも中国政府が軍事訓練の模様として公開した動画が映画「トップガン」の一コマだったということがあり、なにも信用できない状態です。
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エレクトリックパワートレーンを持つスポーツカーのようですが、2020年までには実際に発売、としています(価格は420万円程度を予定)。
なかなかに格好良いと思いますが、なんとなく顔つきは(眠そうなデザインのヘッドライト周りが)シトロエンのコンセプトカー「サーボルト(Survolt)」に似ていますね。
↓こちらがサーボルト。一時期シトロエンはこのデザインに凝っていた
なおMGは現在中国上海汽車傘下となっており、イギリスブランドながらも中国資本。
中国では非常のよく見かけるメーカーではありますが、そのぶん「中国メーカー」イメージが強くなっているのも事実。
そのためなにか新しい車を出してきてもついつい「パクリでは」と色眼鏡で見てしまうのですが、それは良くないのかもしれません。
なお、色眼鏡を抜きにしても上述のシトロエン・サーボルト、そして(ボディカラーのせいもあってか)マツダのデザインになんとなく似ていると思うのはぼくだけではないはず。
加えてジャガーっぽい雰囲気も見られ、とくにテールランプは「XJ」を連想させるものだと思います。
いろいろな部分で「どこかで見たな」という要素が多く(フロントバンパー下部のエアインテークはメルセデスAMGっぽい)、このデザインはおそらく「中国人の仕事だろう」とぼくは考えています。