1971年製の「ダルマセリカ(TA22)」を最強ドラッグマシンに改造したツワモノが登場。
1000メートルの加速ではなんと時速311キロに達するというスペックを持ちますが、エンジンはレクサスのV8に換装。
しかもこのV8は巨大なターボチャージャーを持ち、出力は1000馬力というまさに「モンスター」です。
トランスミッションはホリンジャー製ですがギアはスカイラインR34 GT-R、デフはR33 GT-Rのパーツを使用しており、日本メーカーのパーツを組み合わせたのは嬉しいところ(だいたいこう言った例はシボレーのV8とシボレーのトランスミッションが使われる)。
なおいわゆる「ダルマセリカ」はトヨタにとって、そして日本市場にとっても最初のスペシャルティカーとされ、クーペという当時としては贅沢なパッケージングに、最上位グレードであるTA22型は専用開発されたDOHCエンジンや数々の豪華装備を持ち、販売価格は当時のカローラの約2倍、という高価格(87万円くらい)にもかかわらず大ヒット。
コンパクトで高性能なところが評価されたようで、海外においても比較的人気が高かったようですね。