
| 日産はともかく、アキュラは「品質に不満」の上位常連なのが意外 |
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「買うんじゃなかった」と後悔した車トップ7が動画にて公開に。
アメリカ市場で販売される車なので日本では購入できないものが多いのですが、米国コンシューマーレポートによる30万人のオーナーを対象とした調査なので、かなり信憑性の高い統計と言えるそうです。
統計ではカテゴリ別、そして「総合」での結果が発表されていますが、その内容を見てみましょう。
スモールサイズ:ダッジ・ダート
加速が遅い、エアコンが効かない、信頼性が低い
ミッドサイズ:クライスラー200
乗り降りしにくい、リアシートが狭い、乗り心地がプア
スモールSUV:ジープ・コンパス
加速が遅い、燃費が悪い
ミッドサイズSUV:日産パスファインダー
信頼性が低い、シートの座り心地が悪い、燃費が悪い
ミニバン:ダッジ・グランドキャラバン
シフトチェンジがラフ、シートがイマイチ、内装がチープ
ピックアップトラック:日産フロンティア
ロードノイズが大きい、ステアリングがぎこちない
さて、ここで栄えある「総合」ですが、要は「最も人々が買ったことを後悔している車」。
アキュラILX
品質が低い、加速がノロノロ、乗り心地がラフ、ロードノイズが大きい
総合こそはアキュラに持って行かれましたが、7台のうち実に4台がFCA、2台が日産。
FCAは現在販売不振にあえいでいますが、30万人のうち60%近くの人がFCAの車を「買うんじゃなかった」と考えているということで、販売不振は当然ともいえる結果なのかもしれません(FCAは評価の低い会社の常連で、こうなると根本的に会社の考え方や品質に問題があると言わざるをえない)。
なお日産は「コストダウン」が徹底しており、これが品質にも表れていると考えて良さそうで、こちらも本質的な問題を抱えている、とぼくは認識しています。
消費者の満足度が高いメーカーの製品は自ずと売れ、安くても品質に優れない(製品の魅力ではなくコストダウンで利益を蓄えようとする)メーカーの製品は早晩競争力を失う、ということなのでしょうね。
その意味では費用がかかろうとも新規技術の開発は非常に重要と考えられますし、上記の不満を見ると「感覚的」なものが多く、実車のテストも同様に重要なのだろう、と推測できます。
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