アウディが「5気筒エンジン40年の歴史」というコンテンツを公開。
これによると、今を遡ること41年前に最初の5気筒エンジンが搭載されたとのことですが、第2世代のアウディ100に搭載された後にターボ化、5気筒ディーゼルなどのバリエーションを産んだ、とのこと。
なお現在5気筒エンジン(2.5TFSI)が採用されるのはRS3スポーツバック、RS3セダン、RSQ3、TTRSとなるそうですが、そのそも5気筒エンジンはアウディ100に搭載されるにあたり、先代よりも上のポジションを狙うにあたって(先代に積まれていた)4気筒エンジンはそぐわない、という理由で開発されたとしています。
当初は6気筒エンジンの開発も考えたそうですがスペースや重量の問題で6気筒エンジンは見送られ、そのかわりに開発されたの5気筒エンジン。
ただしその後V6エンジンに取って代わられる形でいったん1997年に5気筒エンジンは姿を消す事になり、2009年になってターボ+直噴を採用した5気筒エンジンが復活。
アウディTTRSなどハイパフォーマンスモデルを中心に搭載され、その後7年連続で「エンジン・オブ・ザ・イヤー」に選出されている、とのことです。
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アウディの5気筒エンジンが「インターナショナル エンジン オブ ザ イヤー」受賞。なんと8年連続

先日、フェラーリ488GTB/488スパイダー、F12に搭載されるエンジンが「インターナショナル エンジン オブ ザ イヤー」を受賞したと紹介しましたが、アウディの5気筒エンジン(2.5 TFSI)も2~2.5リットルエンジンのカテゴリで同賞を受賞。
そして今回の受賞でなんと「8年連続の受賞」とされています。
今回の受賞にあたってはパフォーマンスの他「サウンド」も評価されているのことで、このサウンドは「80年代のグループBラリーカーを連想させる」とのこと。
グループBというと「何でもあり」の改造が施されたトンデモマシンが活躍したカテゴリーで、中には「F1よりも速い」と言われた車も存在するほど。
あまりに速くなりすぎて事故を引き起こしたことから廃止となったカテゴリーですが、その「グループBマシン」のサウンドを連想となると心中穏やかではない、という感じです。
なおアウディによると最新の5気筒エンジンは先代に比べて26キロも軽くなっているといい、これによってハンドリングが大きく向上。
現在このエンジンを搭載しているのはTT RSクーペ、TT RSロードスター、RS3セダン、RS3スポーツバック。
日本でも先日RS3スポーツバックの新モデルが発表されましたが、0-100キロ加速をなんと4.1秒で駆け抜けるという素晴らしいパフォーマンスを発揮します。
なお、アウディの受賞に関わるコメントは下記の通り。
アウディにとって5気筒エンジンは40年以上にわたり、なくてはならない存在となっており、私たちはこのエンジンの改良と開発を続けています。昨年、私たちはAudi TT RS(複合モードにおける燃料消費量:8.5~8.2ℓ/100km、CO2排出量194~187g/km)を発表しました。このモデルとともに、新開発されたアルミ製5気筒エンジンがデビューを飾りました。
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