オーストラリア警察がメルセデスAMG E43をパトカーとして導入。
これは先に採用されたメルセデスAMG GLE 63Sとの入れ替えになるそうですが、またもや「AMG」。
それだけオーストラリアはスピードを出す一般車が多く、これらに対抗するにはAMGでないと、という事情があるのかもしれませんね。
なお先代AMG GLE 63Sには「ガーディアン」という愛称が与えられており、今回のAMG E43にはそれを引き継ぐべく「ガーディアンV2」と命名されています。
AMG E43はV6ツインターボ(3リッター)エンジンを搭載し396馬力を発生するハイパフォーマンスカーであり、これから逃げ切るのは容易では無さそうですね。
なお駆動方式は4WD、0-100キロ加速は4.6秒、最高速度はリミッターにて時速250キロに制限されています。
ちなみにオーストラリア警察ではほかにもBMW i8、その後にもアウディS7、RS4アヴァントを警察車両として導入しており、なかなかハードなポリスだと言えますね。
オーストラリア警察がメルセデスAMG GLE 63クーペをパトカーに。
普通のGLEではなくAMG、そしてわざわざクーペを採用というところがパトカーとしては「行き過ぎ」ですが、それも含めたプロモーションなのだと思います。
時々世界中で高価な車両、警察車両として行き過ぎた/無駄なスペックを持つ車がポリスカーに採用され、そのたびに不毛な議論が繰り広げられますが、こうやってニュースになったり、なんらかのイメージアップに繋がったり、キャンペーンで使用することで啓蒙活動ができたりするのであれば、それはお金では買えない価値ということになり、十分に費用対効果の見込めるものではないかとぼくは考えています。
なおこの車両のコードネームは「ガーディアン」。
12箇月の間、安全運転のキャンペーンに使用されるとのこと。
かなりポップな外観に仕上げられており、まるでチューナーがカスタムした車のようですね。
これは安全運転用キャンペーンに使用されるとのことで、バサースト6時間耐久レースのレースコントロール車両としてもすでにお披露目されているようです。
その他にも各種モータースポーツイベント、自動車やバイク関連イベントにも出動して安全運転を啓蒙するとのことですが、メルセデス・ベンツについても「AMG」、レクサスRCについても「F」をセレクトする当たりがなかなか渋いですね。
関連投稿
オーストラリア警察がBMW i8をパトカーに。ポルシェ911やレクサスRC F、AMG GLE 63も採用済
BMW i8がオーストラリア警察にパトカーとして採用に。
オーストラリア警察はこれまでもレクサスRC F、メルセデスAMG GLE 63 Sクーペ、アウディS7など、ベースグレードではなく「スポーツグレード」を選んでいることが特徴的。
なお他にポルシェ911カレラもありますが、こちらは「ベースグレード」ですね(それでも他の車以上のパフォーマンスを持っている)。
なおハイパフォーマンスカーの採用が多いので有名なのはドバイ警察ですが、一方でイギリスやドイツ、イタリア警察はエコカーやコンパクトカーの採用が多い模様(一部例外あり)。