インフィニティがブランドの最新デザイン言語を反映させた「Q80モノグラフ」を発表。
これは来週開催のニューヨーク・モーターショーにて正式発表されるのもですが、画像からでも「かなり大きい」ことがわかり、フルサイズSUVということになりそうです。
おそらくはレンジローバー、ポルシェ・カイエン、アウディQ7、マセラティ・レヴァンテ、メルセデス・ベンツGLS、レクサスLXあたりの対抗になろうかと想像。
インフィニティのローランド・クルーガーCEOによると「われわれの考える高級さのあり方を示した」とのことで、デザイン自体は厚木のデザインスタジオによるもの。
ダブルアーチグリルを持つインフィニティらしいものですが、フロントバンパー下部のインテークが左右連結しているのは最近のBMW/メルセデス・ベンツと同様で、フロントフェンダーにエアアクトレットがあるのもBMWとよく似ており、これは「高級車デザインにおける一つのトレンド」とも言えそうです。
なお現在インフィニテォの本社は「香港」。
これは日産の干渉を受けずに独立した機能を果たすことを目的としているようですね。
こちらはBMW3シリーズ。
やはりグリル下部が左右につながってます。
メルセデス・ベンツもやはり同じように左右インテーク下部が連結。
BMWのフロントフェンダーからドアへのラインはこんな感じ。
関連投稿:インフィニティQ60も発表。レクサスLC500のせいでまるで空気に
デトロイト・モーターショーにてインフィニティQ60クーペが公開に。
非常に美しいスタイリングですが、残念ながら同じようなカラーでレクサスLC500が発表されてしまい、いまひとつ注目を集めきれない結果に。
エンジンは3リッターV6ツインターボで400馬力。
なお2リッター版もあるようでこちらは208馬力、とのこと。
トランスミッションは7速ATでRWDのほか4WDも用意。
ボディサイズは幅1850、長さ4683、高さ1385ミリとさほど大きくはなく、「意外とコンパクト」とも言えるサイズ。
ただしデザインは非常に複雑な面構成を持っており、「最近の日本車っぽい」ところでもありますね。
ホイールは標準で19インチ、オプションで20インチとのことで、13スピーカーを備えるBOSEサウンドシステムなど内装も装備が充実しているようです。
なおトヨタは「ダウンサイジングターボは安易な選択」としてLC500では大排気量NAを採用しており、一方日産はちょっと前までは大排気量NAを多くラインアップしていたものの最近はダウンサイジングターボを採用する傾向がありますね。
トランスミッションについてもLC500の10段ATとは差があり(直接比較されるようなモデルではないと思いますが)、最近のトヨタは技術力を飛躍的に向上させているのに対して日産は「コストカット」が目立つのが微妙なところ。
投資してでも将来に備えるか、目先の利益確保を重視するかという差に置き換えることもできるかと思いますが、日産はルノーとの関係性もあり、色々と制約が多いのかもしれません。
それでも日産はエクストレイル、ジューク、デュアリスなど他社が追随するような新しいカテゴリを切り開いていますし、Zやキューブ、GT-Rのような多くのファンを持つモデルを持っており、企画力は非常に高いと言えますね。
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