ダッジは「市販車最速」を公的に宣言するチャレンジャーSRTデーモンを発表していますが、これは0-100キロ加速2.3秒を主張しています。
公式な数値だと0-100キロ最速はブガッティ・シロンの「2.5秒」ですが、ユーザーによる計測だとテスラ・モデルS P100D(ラディキュラス・モード)は2.28秒を記録。
これ(0.02秒)がテスラの「矜持」とも言えますが、FCAの幹部によると「オプションのダイレクト・コネクション・パワートレーン・コントローラーを装着」し、さらには助手席と後部座席がない状態で(チャレンジャーSRTデーモンはなんと純正で助手席、後部座席がない)レーシングスリックタイヤを装着し、レース用ガソリン(これはダッジがオプションで用意している)を使用することで”0-100キロ加速を2.1秒で”達成することができる、としています。
スリックタイヤやレース用ガソリンは「反則」のような気もしますが、これらを使用しなかったとしても0-100キロを2.3秒で加速することには間違いなく、1000万円の車としては異例に速く、「価格対速度」では最も優れる車かもしれませんね。
おそらくこれから0-100キロ加速の上位ランカーはEVが占めることになるかと思われますが、チャレンジャーSRTデーモンは「最後の」ガソリン車王者となるかもしれない、と思います。