| エレクトリック・アドベンチャー・ビークルという新ジャンル |
新生EVメーカー、Rivianがピュアエレクトリックトラック「R1T」を発表。
Rivianはこのトラックを「エレクトリック・アドベンチャー・ビークル」と定義しており、タフなアドベンチャーもこなせるように一回の充電あたりの走行可能距離は最大で643キロ、とアナウンスされています。
なおRivianはこのR1Tのほか、エレクトリックSUV「R1S」も発表する、とのこと。
収納スペースはたっぷり
なお、RivianのCEOを務めるRj Scaringe氏は「まだ誰もこのジャンルに手をつけたものがおらず、そこで自分で作ることにした」と述べており、これはポルシェが自動車を作るようになった理由とよく似ています。
このR1Tについては5人乗車が可能で、リアにはもちろん広大な荷台があり、フロントにも350Lもの収納スペースを確保。
キャビンとリアホイールの前にも収納スペース。
画像で見る限り、かなりデザイン性と完成度が高そうです。
バッテリー選択肢はいくつか用意され、105kWh、135kWh、180kWhを選択でき、それぞれ航続可能距離が370キロ、482キロ、643キロというスペック。
なお、最高速度は201km/h、とのこと。
さらには30分もあれば321キロ走行分の充電ができるとされており、かなり実用性の高いEVだと言えそうですね。
なおモーターは「4つ」という構成で、それぞれのモーターは個別のホイールを駆動するという4WDとなり、オンロード/オフロード問わず高い走行性能を発揮する模様。
インテリアも外観同様に先進的で、大きなタッチ式ディスプレイを持ち(メインのメーターは12.3インチ、車両設定などを行うパネルは15インチ)、コネクティビティも強化されて「オンラインアップデート」も可能。
カメラ、センサー、レーダーを備えることで「レベル3」自動運転も実現しており、なかなかに未来的なクルマでもありますね。
なお価格は約700万円とアナウンスされていますが、性能を考えると「比較的安い」価格設定かもしれません。
納車は2020年からを予定しており、まずは「ハイスペックモデル」から受注が開始される、とのこと。
ちなみに同様の「エレクトリックトラック」だと、”ボーリンジャー”がすでに予約を開始しており、こちらは0-100キロ加速が4.5秒という俊足ぶりを発揮。
2ドア仕様に加えて4ドアバージョン、そしてルーフを取り外せる構造を持つモデルも投入予定、と報じられています。