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【動画】ダッジ・チャレンジャー・デーモンが最高速に挑戦。公称値270km/hのところ340km/hを記録し、フェラーリF8やマクラーレン・セナと同等の性能を持つことが立証される

2019/05/02

| ちなみにダッジ・チャレンジャーSRTデーモンの価格は1000万円 |

ダッジ・チャレンジャーSRTデーモンは「合法ドラッグレーサー」として知られ、ドラッグレースに勝つためにほとんどを切り捨ててしまったことで知られるクルマ。

後部座席はもちろん助手席までもが「オプション(ただし1ドルで装着できる)」ということ、最初からドラッグレース用タイヤを装着しているということがその割り切りっぷりを示していますが、出力は840馬力、0-100キロ加速はオプション装着で2.1秒(これはちょっと怪しい)、そして最高速度は270km/h。

ダッジ・チャレンジャー・デーモンはもっとスピードが出てもいい

ただし、発売当初から、この「270km/h」については”出力を考えるとあまりに低い”と言われており、当時様々な議論がなされたのも事実。

▲日本で速度違反記録を更新したのもチャレンジャー。しかし”デーモン”ではない485馬力版

そこで今回、ダッジ・チャレンジャーSRTデーモンで最高速に挑戦した動画が公開されていますが、なんとその最高速は211.227マイル(時速339.397km)にも達しています。※これまでにも、327km/hをヒットした動画は公開されている

ちなみに、この「340キロ」がどのくらいかというと、ポルシェだと911ターボSの330km/hを超えて911GT2 RSの340km/hと同等。
ランボルギーニではウラカンの325km/hよりも速く、マクラーレン720Sやセナの340km/h、フェラーリF8トリブートの340km/hと同じくらい。

つまり、チャレンジャーSRTデーモンは、その価格1000万円という割に、3000万円くらいのスーパースポーツ、それどころか1億円のセナと同程度の性能を持つことになりますね。

なお、ダッジ・チャレンジャーSRTデーモンは上述の通り「加速性能のためにすべてを切り捨てた」クルマで、そのため一般的なクルマが持つものを「持たない」のもまた事実。

そして、購入時には下記の「ダッジ・チャレンジャーSRTデーモン11か条」を理解し、サインせねばならないということも当時話題になりましたね。

1.ユーザーは安全な環境でのみ車両を使用すること。でないと深刻な事故に至る可能性がある。

2.ユーザーはオーナーズマニュアルを完読すること。


3.メーカー装着の助手席、リアシートが取り外されている場合、そこに人を乗せてはならない。


4.メーカー装着にて助手席が装着されていない場合、ユーザーは助手席を装着してはならない。


5.ユーザーは「トラック」モードを公道で使用してはならない。


6.車両に装着されるドラッグレース用タイヤは合法であるが、高速道路走行のためには設計されていない。


7.ドラッグレース用タイヤは雨の日に使用するとハイドロプレーニング現象を引き起こす可能性がある。


8.ユーザーは気温15度以下の場合、ドラッグレース用(純正)タイヤを装着した状態で車を動かしてはならない。


9.ユーザーは常にドラッグレース用タイヤのコンディションをチェックすること。


10.ユーザーは次のボディカラーが2018年第1四半期まで注文できないことを理解する(B5ブルー、プラム・クレイジー、F8グリーン)


11.ユーザーはタイヤが地面についていない状態でラグナットを完全に締めてはならない。

それでは動画を見てみよう

こちらがダッジ・チャレンジャーSRTデーモンが最高速にアタックする動画、「2018 Dodge Challenger SRT Demon (Top Speed) NEW WORLD RECORD」。
トランスミッションはトルコン式ATではあるものの、その強大すぎるトルクのため、変速の都度、車体が(左右に)ゆすられていることがわかります。

VIA:Johnny Bohmer Proving Grounds

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