| エレクトリックカーは発想次第で「ガソリン車にできない」ことも簡単にできる |
さて、先日突如GMCが発表した、新型ハマーEVに内蔵される「クラブ(カニ)」モード。
あちこちで「カニ?」「なんでカニ?」という議論を巻き起こしていますが、今回その動きが動画にて公開されています。
簡単に言うと、タイヤ4輪が同じ方向を向き、カニのように平行移動ができる、というものですね。
ハマーEVのカニ歩きを見てみよう
動画ではまず、砂浜にやってきたハマーEVの遠景からはじまります。
ボディ形状はいくつかバリエーションが有るといわれるうち、「ピックアップトラック」のように見えます。
そして砂浜を歩くカニ。
ハマーEVのコクピット内ではクラブウォーク起動!
かなりグラフィカルなアニメーションを用いており、本当にこんな表示がなされるのであれば、意味もなくクラブモードを立ち上げてしまいそうです。
なお、この機能は「オプション」とのこと。
その後は4輪が一斉に動き、ゆっくりと走り去るハマーEV。※カニというほど横方向に移動するわけではない
ちなみにホイールボルトは「8本」で、相当なトルクを持つこと、そして異常なまでの牽引能力を持つことが改めて理解可能。
なお、前輪と後輪とが反対の方向を向き、「小回り」が効くのかどうかは不明。
ちなみにこういった特殊な動きをするEVとしては「リヴィアンRT1」が存在し、これは”タンクターン”と称して洗車のようにその場でクルリと回ってしまう芸当を見せてくれます。
新型ハマーEVは10月20日に発表
新型ハマーは本来5月に発表されると言われていたものの、コロナウイルスの影響にて10月20日の発表へと延期されるています。
そして今回のハマーは「独立した一ブランド」ではなく、GMCブランドの中の一つのモデルとして扱われるようですね。
GMCはハマーEVをして「スーパートラック」とも述べており、おそらくはその途方も無いパワー(1000馬力、トルクは15,574Nmと言われる)をもって「エレクトリック嫌い」な正統派ストロングスタイルのトラック愛好家をも黙らせることになるのかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=VvX3959EjuM参照:GMC