| どこかの段階で乗員は車外に放り出され、一命を取りとめる |
コロラド州はテルライドにある「ブラックベアー・パス」を走行中、上の方から”ジープが降ってきた”という動画が話題に。
このブラックベアー・パスは一方通行、そして標高3,913メートルからなる山々をつなぐ山道で、有名なブライダルベールの滝に続くことから、そこを通る車も少なくない、とされています。
しかしながらその道は非常に険しく、4WD以外のクルマではまず走り抜けることは不可能で、4WDに乗っていたとしても相当なスキルを要求されることになりそう。
ブラックベアーパスはこんな道路
そこでこちらがそのブラックベアーパス。
道と呼ぶにはあまりに不完全で、クルマで走るにはあまりに過酷。
一部オフローダーが「クルマの下を映すカメラ」を装備していますが、(路上に岩が落ちていたりするので)こういった場面でそれを使うんだろうな、と思わせます。
そして目の前には超タイトなヘアピンカーブ。
最小回転半径の大きなジープ・ラングラーだとなんども切り返さねばここを抜けることができないかもしれません(この動画主は2回の切り返しで抜けている)。
それでも景色は抜群であり、熟練オフローダー乗りにとっては楽しめる道なのかもしれませんね。
そこで事件は起こった
そのまま何事もなく動画主は走行を続けますが、そこで突如目の前に現れたのが落下してきたラングラー!
まさに危機一髪というか、もうちょっと先に進んでいたら道連れとなって自分も転落していた、という状況です。
その後は大量の石や土が落下。
つまりラングラーがかなり上の方から、これらを巻き込みながら落ちてきたということですね。
そしてラングラーはパーツを振りまきながら谷底へ。
なお、この「転がり落ちている」時点ですでに車内に人はおらず、乗員2名、そして2匹のワンコは全員無事。
ただし助手席に乗っていた女性は重篤な怪我を負い、命に別条はないものの、全治2年と診断されたと報じられています(動画には、この女性の治療のためのお金を寄付するリンクが記載されている)。
事故の原因については、この赤いラングラーのドライバーが別の車両の切り返しを助けようとクルマを降り、しかしその後にラングラーがスリップを開始してしまい、車内に戻ろうとしたものの間に合わず、取り残された女性とワンコもろとも落下した、とのこと。
どの時点で女性とワンコが車外に放り出されたのかはわかりませんが、車両の破損具合を見るに、もし車内にとどまったままであれば、そこに待っていたのは死だったのかもしれません。
こちらは地元シェリフによる事故の報告。
https://www.facebook.com/sanmiguelcountysheriff/posts/3299565580080200こちらは全く別の案件ですが、砂浜にてメルセデスAMG G63が横転し、何度も転がってしまう動画。
砂の上ではあるものの車体が大きく損傷しており、転倒がいかに大きな衝撃を車体に与えるかがわかります。
参照:Y2K Wrangler, San Miguel County Sheriff, The Gazette, Reddit, vdhautomotive