| スポーツカーとは異なり、オフローダーだとパワーの差がその性能の差となって現れるわけではない |
たしかにジムニーは以前から価格に比して高い走行性能が評価されてきた
さて、スズキの想定した「ニッチ」を超えて世界中にて大人気のスズキ・ジムニー。
先日は5ドアバージョンのテスト風景が報じられていますが、今回はドラッグレースでおなじみの英国Carwowが「ジムニー・シエラとハマーH2とのオフロード性能対決」動画を公開しています。
その見た目のサイズ感からして全く異なる両者ではあるものの、あえて共通点を探すならば「4WD、自然吸気エンジン搭載、2ボックス形状のボディ、高い最低地上高とアプローチ/デパーチャーアングル等を持つオフローダー、ボディオンフレーム構造」ということくらい。
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スズキ・ジムニーシエラとハマーH2の「数値」は驚くほど異なる
そこでまずは両者を比べてみると、スズキ・ジムニー(シエラ)は1.5リッター4気筒エンジンを搭載し最高出力は102馬力、そして対するハマーH2はアメリカンV8(6.2リッター!)を搭載しその出力は393馬力/563Nm。
ボディサイズだとジムニーシエラの全長は3550ミリ、全幅1645ミリ、全高1730ミリ、ハマーH2だと全長5171ミリ、全幅2062ミリ、全高2012ミリ。
ちなみに車体重量はジムニーシエラが1070kg、ハマーH2は3000kgとなっていて、両者だと出力では4倍近く、そして車体重量だと3倍近い差がある、ということに。
ちなみに最低地上高はジムニーシエラが210ミリ、ハマーH2は246ミリという数値です。
たしかにスズキ・ジムニーの走破性は折り紙付きだが
なお、ジムニーおよびジムニーシエラの悪路走行性能についてはここであえて述べるまでもなく折り紙つきであり、特に砂浜やぬかるみ、火山灰が積層している状況など「足を取られやすい」シチュエーションにおいて、その軽さを生かしてほかのオフローダーを圧倒するとも言われています。
動画ではこういった感じで傾斜路、ぬかるみ、坂道(上り・下り)を走破するというチャレンジを実施し・・・。
岩場なども走っていますが、ほとんどの状況においてジムニーシエラはハマーH2を凌駕する走行性能を見せています。
ちなみに英国だとジムニーシエラの価格は2万ポンド、ハマーH2だと4万ポンドくらいだそうですが(日本だと両者の差はもっと大きい)、コストパフォーマンスという点においては圧倒的にジムニーのほうが優れるようですね(ただしハマーにも”ハマーにしか無い”魅力がある)。
スズキ・ジムニーシエラとハマーH2とが悪路走破性を競う動画はこちら
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参照:carwow