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テスラ・サイバートラックの生産は2023年末で確定との報道!それまではモデルS、モデルX、モデル3、モデルYといった既存モデルの生産効率最大化とコスト低減に注力か

2022/11/03

テスラ・サイバートラックの生産は2023年末で確定との報道!それまではモデルS、モデルX、モデル3、モデルYといった既存モデルの生産効率最大化とコスト低減に注力か

| ついに待ちに待ったテスラ・サイバートラックの納車開始まであと1年ちょっと |

ただしまだサイバートラックの最終スペックについては公開されていない

さて、テスラ・サイバートラックが2023年末から生産開始になる、との報道。

これはロイターが「テスラの関係者2名から入手した」情報だとして報じたものですが、この内容が事実だとすると「100万人以上いる」サイバートラックを受注した人々は納車まであと(少なくとも)1年は待つ必要があるということを意味します。

加えて、生産が開始されたとしても、すぐに「最大効率にて」製造できるわけではなく、テスラCEO、イーロン・マスク氏によれば「現時点の注文をすべて消化するのに3年では足りない」ともコメントしており、納車待ちの列の後ろの方であれば、さらに長い納車待ちを覚悟する必要がありそうですね(そのためか、2022年5月にはサイバートラックの受注受付が停止されている)。

もともとは2021年後半の納車予定だったが

なお、テスラ・サイバートラックはもともと2021年後半から納車の予定だとされており、それが伸びに伸びて今回の報道だと「早くても2023年末」。

しかしながら、EVについては発売が数年遅れるというのは珍しいことではなく、よって「2年ちょっとの後ろ倒し」も今ではすっかりなれてしまい、「ああそう」くらいにしか思わなくなった自分がいます。

そう思うと、「本当に2023年末に生産を開始できるのか」という懸念すら湧き上がってきますが、先の決算発表会にて、イーロン・マスクCEOは「サイバートラックは2023年後半から生産開始」と明言しており、別の報道ではサイバートラック製造用の工作機械(9,000トンのギガプレス)がテスラの工場へと納入されている様子も見られ、さらにはプリプロダクションモデルとみられるサイバートラックも公開されているので、今回こそは本当に「2023年末から」生産がなされると考えていいのかもしれません。

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サイバートラックが利益として現れるのは2024年から

なお、サイバートラックの生産が2023年末だとすると、これが利益として目に見える形となるのは2024年から。

サイバートラックは非常に原価率が低いと言われており、つまり「儲かる」クルマなのですが、これが2024年まで寄与しないとなると、2023年のテスラの株価はあまり動かないのかもしれません。

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そこで「じゃあなぜイーロン・マスクCEOはサイバートラックを急がないのか」ということが気になりますが、以前に同氏は「最優先課題は現行車種の受注残を解消すること」だとコメントしており、その言葉を信じるならば、モデルS、モデルX、モデルY、モデル3の生産を最大化するということになりそうです。

現在、モデル3とモデルYについては相当なハイペースで生産が続けられていますが、モデルSとモデルXについては納車待ち期間がどの地域でも100日を軽く超えており、よってこれらの生産を加速させるのかもしれません。

加えて、モデル3やモデルYについても、新しい生産方法を導入することでさらにコストを圧縮してゆく可能性もあり、サイバートラックの生産までなにもしないわけではなく、むしろ優先順位の問題でサイバートラックがここまで伸びていることを鑑みるに、「サイバートラックを生産するよりも利益を出せることがあり、まずはそれをやる」ということなのだと思われます。

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参照:Reuters

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