2015年のジュネーブ・モーターショーに登場したハイパーカー、SCG003。
これは有名なフェラーリ・コレクター、ジェームズ・グリッゲンハウス氏によるプロジェクトとのことですが、どうやら「キットカー」として登場する模様。
要は買った人が組み立てる車ですが、このメリットとしては衝突安全試験ほか各種試験を受けなくてもよくなるためにコストを抑えられる、ということだそうです。
購入者がフェンダーやランプ類、ホイールを組み付けるということになりますが、どの程度までの組み立て式であれば「キットカー」として認められる、等の細かい区分がありそうですね。
なおSCG003については4.4リッターツインターボを搭載し800馬力を発生するとされ、ケーニグセグの7速シーケンシャルトランスミッションを採用し後輪を駆動、と伝えられます(当初はアメリカホンダより供給のV6ツインターボ、トランスミッションはヒューランド製と伝えられた)。
なお公道走行可能とのことで、価格は1億4000万円ほど。
デザイン的にはラ・フェラーリとランボルギーニ・ヴェネーノを組み合わせたようなものとなっていますが、それだけ氏のフェラーリ愛が強いのかもしれません。