あまりのパワーに車体が耐えることができない

ここ最近、相次いでいる新型シボレー・コルベットの目撃情報。
それに加えて「発売が延期された本当の理由」や「価格」についても新たな情報が寄せられており、ここでそれらを紹介したいと思います。
Hagrty報じるところによると、新型C8コルベット販売遅延の理由は3つあり、ひとつ目は「GMが新しいエレクトロニクスシステムに移行」していること。
これによってGMのエンジニアは「1台あたり100を超える」コンピューターモジュールの調整に追われており、これが大きく影響していると報じています。
そのパワーは車体を歪め、エンジンフードを砕くほど
そして2つ目はけっこう深刻で、900-1000馬力のパワーをかけたときのアルミ製スペースフレームの歪み。
これはプロトタイプを走行させてはじめて判明したことで、この「歪み」はリアのガラス製エンジンフードが砕けるほどだとされ、いかに未知の領域(ミドシップそしてハイパワー)に踏むこむことが困難であるかがわかりますね。
3つ目は運転に関する視界もしくは操作系に関するものだとされますが、これについて詳細は不明。
これら3つの理由にて新型コルベットの発売が延期されているとHagartyが報じていますが、いずれも簡単に修正できそうにはなく、「もっと遅延が長引く」可能性もありそうです。
新型コルベットの発表は8月に?
そして気になる発表時期ですが、ナショナル・コルベット・ミュージアム25周年となる8月末あたり、そして生産は12月から、納車は2020年はじめから(の予定)。
つい最近、現行C7コルベットは2020年まで生産されるとディーラー向けの資料になったとも報じられますが、この内容とも合致している(2020年まで新型コルベットは納車されない)ように思います。
そしてベースモデルのコルベットは6.2リッターLT2(V8)エンジンを搭載して500馬力あたりを生産し、価格は660-770万円くらいのスタート、そしてトランスミッションは7速デュアルクラッチ(Tremec製)のみ。
のちに1000馬力を超えるLT6もしくはLT8搭載バージョン、ハイブリッドバージョンも追加される見込みだと報じられています。
なおハイブリッドモデルについてはフロントホイールをモーターにて駆動することになり、そのぶんフロントトランクが圧迫される模様。
反面後輪駆動の「ベースモデル」ではゴルフバッグ2個を積載できるとのことですが、まさかフロントに積むことはできないと思われ、リアエンドに重ねて積むのでは、と考えています。
新型コルベットの真の姿は誰にもわからない
なお、最近公開されたスパイフォトを見るに、これまで見られたコルベットのプロトタイプにつき、フロントバンパーやフェンダー、サイドステップなど多くの部分は「偽装パネル」であることが判明。
よってプロトタイプをもとの制作されたレンダリングはいずれも「実車とは異なる」ことが予想され、ぼくらが考えているのとは全く違う姿で登場することになりそうですね。
こちらは相当なスピードが出ているのか、偽装用のパネル(フロントバンパー)が浮いている状態。
そして最近のコルベットやカマロのデザインを見るに、GMは「過激路線」を突っ走ると思われ、おそらくは「驚くべきルックス」が与えられることになりそうです。
Photo VIA:Motor1