1963年製、なんとワンオーナーのシボレー・コルベットが競売に。
最初のオーナーが購入した後に走行距離はわずか13,000キロ程度となっており、完全にオリジナルのまま「保存」されていた個体。
エンジンはV8(427)で435馬力を発生するとのことですが、見るからに軽そうな車体にこの馬力なので、当時からすると他の車とはかけ離れた異次元のパフォーマンスを発揮していたのだと思われます(現代でも435馬力は相当に強力)。
初代オーナーはベトナム戦争に従軍した兵士で、この車を大変大切に扱っており、雨の日には消して運転せず、直射日光の下にも駐車しなかった、とのこと。
1993年に彼がなくなった後、完全に空調の効いた車庫にて保管され、彼の息子によってメンテナンスされてきた、と報じられています。
その息子いわく「世界で最後の、ちゃんと保存された初代コルベット」とのことですが、おそらくその言葉に間違いはなさそう。
ボディカラーはマリーナ・ブルーで塗装はもちろん当時のまま。
バッテリー、マフラーが交換された以外は「完全に当時のまま」だそうです。
一部の車は「レストアされていない」状態のほうが高値がつくと言われますが、このコルベットはC1としては史上最高の落札価格となるかもしれませんね。
初代のシボレー・コルベット・コンバーチブルがパリのオークションに登場予定。
C1世代でも初期型となり、わずか3年のみ生産されたモデルだそうですが、V8ではなく”ブルーフレーム”直6エンジン(3.9リッター)が積まれ、700台が生産されたとのこと。
その700台のうちの多くはよく画像で見かける「赤と白」のツートンカラーとなるものの、17台のみがこのカッパーの外装を持っていたとされています。
もちろんレストアが施され、画像を見る限りでは新車同様のコンディション。
ボディカラーはオリジナルと同じカッパーにペイントされています。
アメリカ人は車やエンジンの名称にもこだわる習慣があり、エンブレムや加飾も美しいものが多いですね。
それだけ車が好きなのだと思います。
ボディパネルは当時としては先進的なFRP製。
ただし品質が不十分で、すぐに変形した、と言われています。
内装カラーと同じベージュのトップを装備。
きっちり収まったスペアタイヤ。
こういった部分を見ると、当時であっても相当に高い技術と情熱を持って設計・製造されたであろうことがわかりますね。
ウインドウのモールも複雑な曲面を持っており、かなりのこだわりが感じられます。
クラシックカー特有のメーターやインパネ、内装。
この頃は芸術性さえ感じられる美しさを持っているのに、いつから現代の車のような味気ない内装になったのでしょうね。
関連投稿:今度は1966年製コルベット。長年眠っていた車がオークションに登場
ずっとガレージに眠っていた1966年製のコルベットがオークションに。
現在のオーナーはこのコルベットを1973年に手に入れたとのことですが、そこから数年乗った後に自宅ガレージにずっと放置。
ボディカラーはミラノマルーン、リプロダクションのホイール等が装備されています。
現状では動かないとのことですが、レストアベースとしてはコンディションが良いかもしれませんね。
なぜこのまま放置していたのかは不明ですが、ガレージはいかにもアメリカンな感じ。
開始価格は2万ドルですが、すでに24700ドルまで上がっており、おそらくはもっと上がるんじゃないかと思われます。
納屋で発見されたという1958年型シボレー・コルベット。
納屋でゴミにまみれているところを引っ張りだして切れにしただけの車両とのことですが、画像だとかなり綺麗な状態に見えますね。
日本のような高温多湿だとこういった状態での保存は難しいと思われますが、さすが米国ならではだと思います。
出品者もこの車の詳細についてはわからないようで、エンジンについてもおそらく他のものに換装されているようだとコメント。
おそらくはかなりの値がつくのではと思われますが、ときどきこういった貴重な車が発見されるのは面白いですね。
なおこちらが発見当時の画像。