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まさかの「ランボルギーニをマスタングに」改造したクルマ。見た目はFR、実はミドシップ

2018/12/16

ポルシェ911ターボのパーツも使用、この仕上げは驚くべきレベル

アメリカンマッスルカーとイタリアンスーパースポーツとは「パフォーマンスは似ていても」その性質は大きく異なり、それぞれにファンが付いている、という状況かと思います。
そしてイタリアンスーパースポーツにはミドシップが多く、アメリカンマッスルにはFRが多いようにも思いますが、なんと今回登場するのは「その両方」をかけあわせてしまったクルマ。

見た目はFRなるもレイアウトはミドシップ

このクルマは「Tractorri Custom Coupe(トラクトリ・カスタム・クーペ)」という名称を持ち、2009年に製造されたコンプリートカー。
2019年1月に開催されるバレット・ジャクソン主催のオークションにて出品される、とのこと。

いったいなぜこういったクルマが作られたのかは不明ではあるものの、その製造コストはなんと8000万円だとされ、かつてはSEMAショーにて展示されたこともある、と紹介されています。
ちなみにTractoriとは「トラクター」を指し、これはランボルギーニのルーツに敬意を払ったネーミングなのでしょうね(ランボルギーニはもともとトラクターを作っていた会社であり、そこからスーパーカービジネスを開始。トラクターは今でも製造している)。

リアを見るとテールランプとリアウイングは「ガヤルドのまま」。
ただしガヤルドだと左右出しとなるエキゾーストパイプは「中央出し」へと改められ、レーシングカーのようなゴッツいリアディフューザーが備わります。

細部を見ても非常によく出来たクルマであることがわかり、高い技術、そして溢れんばかりの情熱によって作られたであろうことも伝わってきますね。

Tractorri Custom Coupeのエンジン、インテリアはこうなっている

エンジンは5リッターV10と紹介されているので前期型のガヤルドをベースとしているということになり、ドライブトレーンはガヤルドのものをそのまま使用。
つまりは6速eギアに4WDということになり、これもガヤルドに備わる「フロントリフター(段差を乗り越えるとき、フロントを数センチ上げることができる機能)」もそのまま継承。

インテリアもそのままランボルギーニ・ガヤルド(たぶん手は入っていない)ですが、10年前に作られたとは思えないほどの美しさを保っているようです。

VIA:Autoclassics

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