| テスラの品質問題は今に始まったことではない |
アメリカのカーディティーリングショップ、シカゴ・オート・プロがテスラ・モデルY(新車)の塗装に関する品質問題を指摘する動画を公開。
テスラの品質については、これまでにも溶接不良、パネル割れ、塗装の剥離、工具やパーツが接触してできたチッピング、内装のパーツ取り付け間違いなどが指摘されていて、お世辞にも「品質が高い」とは言えないレベルです。
なお、テスラは中国・上海でも生産を開始していますが、アメリカ産テスラ・モデル3、そして中国産テスラ・モデル3との比較においては、「中国産のほうが品質がいい」と判断されたことも。
【動画】中国でのテスラ・モデル3の生産が開始される。米国製と中国製モデル3を比較したレビュワー「なんてこった。中華テスラのほうが品質がいいぞ・・・」
新車のテスラにはこれだけの問題がある
そこで今回公開された動画の内容ですが、ここでは様々な塗装状態の悪さを指摘。
実際のところ、自動車は通常こんな感じで(完成したのちに)輸送されるため、積み下ろし時などに多少なりとも傷がついてしまうことも。
それを防ぐために一部の自動車メーカーではボディにフィルムを貼ったり「白装束」をかぶせたりすることになりますが、テスラの場合は「裸で」運んでいることも問題の原因のひとつなのかもしれません。
動画では、こんな感じで「塗装の剥離とまではゆかないものの、何かと接触した」傷が多数あることを指摘。
こちらも同様の傷ですね。
こちらはダストの混入。
こちらもダストによるポッチ。
塗装の剥離も。
ただ、こういったレベルの塗装品質問題については多くのメーカーの車に見られ、しかしながら通常の自動車メーカーだと「インポーター」や「ディーラー」がこれらを修正するのですが、テスラの場合はディーラーを介さない「直販」を取っていることが特徴。
つまりは工場から出た状態のクルマがそのまま消費者に納車されるということになりますが、本来であれば「こういった問題を修正する」はずのディーラーやインポーターが介在せず、よって問題があるままに納車されてしまうということもまた問題の原因なのかも。
なお、ちょっとした塗装の問題についてはどんなメーカーのクルマにも存在しており、磨きで修正できるのであれば磨いて直し、場合によっては「再塗装」も。
ぼく自身も、これまでに納車を受けたクルマについて、何度か「修正した痕跡」を見つけたことがありますが、一般に輸入車の場合、新車であっても(品質に厳しい日本の場合は)30〜50くらいの傷やダスト混入といった問題がある、とも報じられています。
実際に、過去にはフェラーリやアルファロメオの塗装品質問題、そしてパネルのチリに関する問題を指摘した動画も公開されていますね。
VIA: Chicago Auto Pros