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テスラが「12月末まで」中国にて行っていたキャンペーン終了後にさらに値下げ!さすがに購入済みの消費者が不満をぶつけるために大都市のテスラ拠点にてデモを行う

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テスラが「12月末まで」中国にて行っていたキャンペーン終了後にさらに値下げ!さすがに購入済みの消費者が不満をぶつけるために大都市のテスラ拠点にてデモを行う

| ただし購入の判断を行ったのは自分なので、この場合はどうしようもない |

しかしテスラとしては無視もできず、無料充電クーポン等の配布で消費者をなだめるのかも

さて、テスラは中国において度重なる値下げを行い、日本においても価格改定がアナウンスされたばかりです。

ただ、中国においてはその値下げ幅があまりに大きい(10月下旬の価格と比較して、モデルによって5.7~13.5%くらい下がっている)ため、値下げ前に購入した人々が補償を求めてテスラのショールームに殺到し抗議を行ったとの報道。

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値下げ直前に購入した顧客がさすがに怒る

いくつかの報道では、テスラの配送センターに集まり、怒りを表現する人々の様子が報じられていますが、これら顧客の多くは10月の値下げの後、テスラが年末商戦を盛り上げるために導入した追加インセンティブを利用して購入した人だとされています(2022年秋以降、テスラの受注が減少していると報じられており、テスラは追加による追加で販売刺激策を取っていた)。

そしてこれらのインセンティブは12月末にて終了するということで、多くの顧客は”急いで”テスラ車を購入することとなったわけですが、購入した直後(もしかするとまだ納車されていない人も多いかも)にまた大きく値下げがなされ、ここで怒るのは納得できるような気がしないでもありません(一方では、購入の判断を行ったのは自分なので、自分で責任を取るべきだとも思う)。

なお、今回ツイッターに投稿されている講義動画は「上海で行われた抗議活動であり、200人あまりが参加した」との説明がなされていますが、上海のほか北京、深圳、成都、西安など複数の大都市でも抗議活動が行われたもよう。※中国の国営メディアは、こういったデモそのものを歓迎しないということなのかほとんど報じておらず、しかし海外メディアによる報道が散見される

ちなみにですが、テスラはこういった動きを沈静化しようということなのか、公式ウエブサイトにおえけるモデルYの2つのバージョン(RWDとロングレンジAWD)の納期につき、数日前まで「1~4週間」としていたものの、現在は「2~5週間」と表示が変更されており、暗に年明けに注文すると納期が長い、ということを示そうとしているようにも見受けられます。

参考までに、値下げ後には大量の注文が入ったというウワサもあるようですが、これについては根拠が示されていないので、文字通り単なるウワサなのだと思われます。

テスラ

今後、EVは「価格競争」の時代に突入

そして今回のテスラの動きが他社に与えるインパクトは小さくはなく、つまり他社もこれに追随した動きを行うであろう、ということ。

今回の値下げによってテスラ・モデル3(RWD)はBYDのEV、シールRWDと同じ価格となっていますが、両者の航続可能距離やバッテリー容量は同じであり、となると消費者の多くはテスラを(知名度やブランドイメージの点で)選ぶかもしれません。

加えて、今回の値下げによって、(テスラに対するコストパフォーマンスの高さを押し出すことで販売を伸ばしてきたと言われる)シャオペンの価格性能比が逆にテスラを下回ってしまい、シャオペンはとしては値下げを行わなくてはならないのは間違いなさそう。

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参考までに、中国では採算度外視でシェアを獲得し、市場を制圧した後に利益を獲得するという「焼銭」というビジネススタイルが多くを占めており、よって成長著しいとされる中国のEVメーカーのうち、実際に利益が出ているのはBYDのみだといい、そのほかは軒並み巨額赤字を計上しているという報道も見られます。

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実際のところ多くの新興EVメーカーがバタバタと倒産しているといわれますが、今回のテスラの値下げはこの傾向を加速させる可能性も否定できず、これを気に大きく業界再編へと向かうことになるのかも。

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ただ、テスラとしては、こういった状況をおそらく予想していたようで、最も注力していたのは(多くの中国の新興EVメーカーとは異なり)プロモーションではなく生産効率の追求、コスト削減であり、よってテスラは今から始まる「値引き競争」においても十分な体力を発揮できるのではと考えています。

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