
| こういった調査で上位を独占するのは必ずアメ車 |
米国コンシューマーレポート(Consumer Reports)が年一回発表する、「買わないほうがいい車ベスト10」が公開に(先日は”信頼できる”車が公開されましたが、今回はその逆)。
例によって50万台を超える車/オーナーの調査によって算出されたものですが、そのランキングを見てみましょう。
10位:フィアット500L
ATのスリップ問題があり、電装系が弱い、とのこと。
全般的にフィアット/アルファロメオは北米において品質の評判が芳しくない、と言われます。

9位:シボレー・タホ
ステアリングのバイブレーション、電装系の弱さについて指摘。
このレポートはかなり快適性を重視しているようです。

8位:フォード・フィエスタ
評価はひどく、ノイズが大きい、ATのシフトが雑、トルコンが滑る、など。

7位:ダッジ・ラム2500
ステアリングバイブレーション(結構これを指摘される車が多い)、エミッション・コントロール・センサーのエラー、駆動系のトラブルが指摘。けっこう致命的。
7位でこの状態だと、1位はどれだけひどいんだろう、と心配になります。

6位:テスラ・モデルX
コンシューマーレポートはテスラに対して辛めの評価ですが、モデルXについてはファルコン・ドアの動作やロック、エアコンについて不満や問題が見られるようです。
両方とも先のアップデートで改良を行っているので、次回調査では同様の不満はなくなるかもしれません。

5位:クライスラー200
トランスミッションがシフトしない(どんなやねん・・・)、シフトタイミングが適切ではない、との指摘。

4位:シボレー・サバーバン
サンルーフの動作、トランスミッションの問題が指摘。加えて4WDシステム、電装系の問題も。

3位:ジープ・レネゲード
ブレーキの問題、ボディパーツが落ちる、トランスミッションがイマイチほか、数多くの問題が見られる、とのこと。

2位:フォード・フォーカス
シフトチェンジがラフ、トルコンが滑る、低速におけるドライブトレーンの振動が問題視。

栄えある1位:キャデラック・エスカレード
4WDシステムが使いものにならない、インフォテイメントシステムが作動しない、サンルーフから水が漏れると言った問題が指摘されています。
こうやって見ると日本車では考えられないような問題(ボディパーツが落ちる、水漏れなど)があり、しかもリストの殆どはアメリカ車(フィアット500XもFCAの一員と考えるとすべてアメ車に)。

トランスミッションの滑りも多くの車種で指摘されますが、滑りがわかるほどのトランスミッションというのも恐ろしいですね。
アメリカ人は「アメリカ大好き」な印象がありますが、意外や「アメリカの製品は信用していない」という事実がここに露見したようです。
「買ってはいけないクルマ」を紹介する動画はこちら
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