アメリカのオートパシフィックによる車両満足度調査によると、なんと(ヒュンダイ)ジェネシスG90がランキングナンバーワン、という結果に。
なおブランドでは「リンカーン」がナンバーワンだったとのことで(次いで僅差でキャデラックとジェネシス)、こう言った調査ではトップを取ることの多いレクサスが現代に敗れる結果となっています。
別の会社による品質調査でも同様の結果が出ており、結果を操作したのでなければ「異常事態」と言って良さそう。
調査は23モデルについて行われ回答は54,000件。
対象の中にはホンダ・シビック、ポルシェ911、ダッジ・チャレンジャー、キア・カデンツァ、日産ローグ、レクサスNX、ポルシェ・カイエン、ジープ・グランドチェロキーなどが顔を揃えており、品質が高そうな競合を抑えてヒュンダイはトップを獲得、というのはやはり驚きですね。
なお中国において「ジェネシス」ブランドはヒュンダイの「安物」「低品質」イメージを引きずっており成功が難しいだろうというアナリストの見立てで、「中国人ですら低品質だという」ヒュンダイがアメリカの品質や満足度ランキングで上位に来るのは摩訶不思議な現象だと思います。
Genesis G90今のところ韓国勢はその勝機を「デザイン」だと考えており、著名デザイナーを引く抜くなどその対策を強化していますが、それだけに社内においてもデザイナーの意見がかなり重要視されると思われ、ここは日本とちょっと違うところなのかもしれません(日本では生産効率の方が重視され、そのために社外からデザイナーを招いても効果を得にくい場合がほとんど)。
Genesis G90 Genesis G90ヒュンダイがブガッティ・シロンのデザイナー引き抜き。「ジェネシス」ブランドのチーフに任命
ヒュンダイがまたベントレーからデザイナー引き抜き。ジェネシスチームへ配属
ヒュンダイがジェネシス・ブランド拡販のために元ランボルギーニ重役を起用