| 世界中で運転中のスマートフォン使用規制強化 |
フランス政府が「運転中のスマートフォン操作を全面禁止」へ、という報道。
これは運転中はもちろん、停車中でもスマートフォンの操作が禁止に。
乗車中に操作が許されるのは「駐車場に停まっている時」「エンジンが停止している時(アイドリングストップ時はやはり禁止だと思われる)」。
携帯電話の使用は駐車場もしくはエンジン停止下でないとNGに
よってスマートフォン操作時には必ず車を停止させてエンジンをストップさせる必要があるとのことですが、そうなるとあちこちで「停止」する車が出てきたりしそうで、これはこれで別の問題を発生させるのではと考えたり。
なお、これに反すると19000円程度の罰金を支払う必要がある、とのこと(唯一、操作を行って良い例外は緊急時の電話のみ)。
現在でもフランスでは「運転中の通話は禁止」だそうですが、実際には10人中9人が「運転中にスマートフォンの操作を行ったことがある」と答えていて、年間30万人が実際に違反者として検挙されている、とのこと。
日本の場合はどうなの?
なお警視庁の発表によると、平成28年における「運転中の携帯電話使用に関わる事故」は1999件で、これは5年前の1.6倍、とのこと。
加えて興味深い数値も発表しており、これは「2秒間に進む距離」。
たとえば時速10キロでも5.6メートル、時速20キロだと11.1メートル、時速30キロだと16.7メートル、時速50キロでは27.8メートル、時速60キロでは33.3メートル。
日本の場合、携帯電話の使用については道路交通法第七十一条によって規定されており、これに違反した場合の罰則は下記の通り。
罰 則 3月以下の懲役又は5万円以下の罰金
反 則 金 大型12千円、普通9千円、二輪7千円、原付6千円
基礎点数 2点
(2) 携帯電話使用等(保持)
罰 則 5万円以下の罰金
反 則 金 大型7千円、普通6千円、二輪6千円、原付5千円
基礎点数 1点
ただし事故の増加を鑑みてこの罰則を厳格化する方向で動いており、今年に入ってから下記のように変更することを検討中、とも報じられています。
「3月以下の懲役又は5万円以下の罰金」→「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」
「5万円以下の罰金」→「6月以下の懲役または10万円以下の罰金」