| まさかの”フェンダーごと外しての給油” |
画像掲示板、Redditにて、オーバーフェンダーを装着したBMW 3シリーズ(E36)に給油する様子が投稿。
この画像を見ると「給油するのにいちいちオーバーフェンダーを外さないといけない」ようで、外したフェンダー、そしてフェンダーを外すのに使用した工具、もともとのボディカラー(ダークレッド)がわかります。
フェンダーを外すのはもちろん簡単ではないと思われ、日常的に車を乗る人であればかなりの負担となりそうですね。
それでもカスタムに踏み切ったオーナーには脱帽
もちろん全ての「オーバーフェンダー装着車」がこうではなく、もちろん給油口もちゃんと開けてあるオーバーフェンダーキットもありますし、オーバーフェンダーと給油口が被らない車も(オーバーフェンダーの面積自体が小さいものも)。
ただしいつの世もチューニングやカスタムと妥協は混在する要素で、何かを成し遂げるには何かを犠牲にする必要も。
今回のオーバーフェンダーもそうですが、車高を落とせば段差やスロープでは苦労することになり、かつ乗り心地を損なうことにつながったりします。
逆に車高を(オフローダーなどで)上げれば操縦安定性に問題が出る場合もありますし、オフロードタイヤを装着すれば騒音が大きくなることに。
ECUをいじって燃調をリーンにすれば馬力は上がるかもしれませんがブローの可能性もあり、リッチにすれば燃費が悪化することも。
どこかを補強すればほかの部分に「しわ寄せ」が行くことにもなりかねません。
美しいメッキパーツやホワイトレザーは見た目が美しく、しかし指紋や汚れが目立つことになり、とにかく何かを得ようとすれば何かを犠牲にする必要があるわけですね。
ランボルギーニ・ガヤルドにリアウイングを取り付ける際、ガヤルドのリアフードには強度の関係でウイングのステーを取り付けることができず「車体側に」ステーを取り付ける必要があるのですが、そうなると今度は「ウイングが干渉してリアフードが開かなくなる」ことに。
つまり、今回のBMW 3シリーズのように、「リアフードを開く必要があるたびに、リアウイングを取り外さねばならい」ことになり、それでも「カスタム/チューンしたくなる」のがぼくらの性(さが)なのだろう、と思います。
その意味ではチューニングやカスタムとは「割り切り」なのでしょうね。
そして、周囲からどう見られようとも「自分が満足すればそれでいい」世界だとも考えています(性的嗜好と同じで、他人からとやかく言われる筋合いはない)。