
| 非常に良くできているものの、さすがに9200万円はちょっと高い |
ロシアの中古車売買サイト、Auto.ruにて、なんと「バットモービル」が販売中。
このバットモービルはザック・スナイダー監督作品「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」にて登場したデザインとなり、走行距離はわずか120km、エンジンは5リッター502馬力、駆動輪は後輪のみ、トランスミッションはAT。
なお、劇中でのスペックについては下記のみが公開されています(エンジン等は不明)。
・重量3175キロ ・最高時速330キロ ・全長6メートル ・全幅3.7メートル ・ツイン50キャリバー リトラクタブル・マシンガン ・軍事規格の火器、ステルス性、防御システム |
実際に登録できる国は少なそう
このバットモービルはこれまでにもいくつかのラリーイベントに登場したものと同じ個体だと思われますが、自動ドアや開閉式のウインドウプロテクターを持ち、ナイトビジョンカメラ、サーモグラフィーといった特殊装備も。

インテアリアだとデタッチャブルステアリングホイール、スポーツシート、アンビエント照明、カーナビゲーションシステム、バックカメラ、キーレスアクセスを持ち、アンドロイドオートやブルートゥースにも対応。

なお、販売価格は「安くはなく」、邦貨換算にて約9200万円ほど、といった値付けとなっています。

過去にはこんなバットモービルも
バットマンは1939年にコミックの連載が始まっており、実に80年の歴史を誇ります。
これまでにも数々のTVドラマ化、アニメ化、実写映画化がなされてきましたが、それらの数だけバットモービルがあるとも考えてよく、ここで代表的なものを見てみましょう。
まずは1966年のTVシリーズに登場したもの。
オープン2シーターで、室内には電話機のほか、レーダー探知機も備えています。

個人が制作したとは信じられない。超完成度の高いバットモービル(公認)が販売中
1989年の映画「バットマン(ティム・バートン監督)」に登場したバットモービルはこんな感じ。
超ロングノーズ、ジェットエンジン搭載という設定です。

1999年の「バットマン・フォーエヴァー(ジョエル・シューマッカー監督)」はちょっと未来的。
やはりロングノーズですね。
これに続く「バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲(1997)」もやはりロングノーズを踏襲しています。

ダークナイト・トリロジーの第一作目、「バットマン・ビギンズ(2005/クリストファー・ノーラン監督)にて登場したバットモービル「タンブラー」はこれまでのバットモービルと大きく姿を変えていますが、これは「それまでのバットマンシリーズに比較して現実的な設定を持たせた」こと、そして劇中では「現存する車両をバットモービルに転用したこと」がその背景。
タンブラーは長さ4.3メートル、幅2.8メートル、高さ1.6メートル。
重量は2500キロで最高時速は325キロ、という設定を持っています。

そして今のところ最新のバットモービルが今回売りに出されているものと同じデザインを持つ車両。
