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ふと思った。バイク乗り同士では「あおり運転」はないんじゃないか、と。ライダーは広くバイクに愛を持ち、バイクを攻撃することはないのかも

2019/11/16

| そこが「道具」としてのクルマとは根本的に異なるところだ |

ふと思ったのが「クルマ同士だと煽り運転が発生するが、バイク同士では煽り運転は無いんじゃないか」ということ。
実のところぼくはけっこうバイク歴が長く、今までにも様々な排気量の様々なバイクに乗って相当な距離を走ってきたものの、「一度もバイクに乗っていてあおり運転に遭ったことはないな」と気づいたわけですね。

反面、クルマに乗っているとあおり運転の被害にあったことが何度かあり、それはミニクーパーS、日産パオ、BMW i3に乗っていたときで、いずれも「コンパクトなクルマ」というのが共通項。
要は、「弱者を見つけて煽る」ことによって自分が偉くなったような気分に浸る人のターゲットになりやすいクルマということになりますね。

バイク乗りは相手に対して敬意を持って接する?

ただ、バイクの場合だと、排気量の小さなスクーターに乗っているからといっても大排気量のバイクに煽られたことはなく、これはクルマとバイクとの圧倒的な違いかも。

さらに、バイクで一本道を走っていたとして、たとえば後ろから速そうなバイクが来たとしますよね。
そういったとき、さっと左に寄って避けたりすると、後ろから来たバイクのライダーが手をあげたり会釈したりして「お礼」をしながら抜いてゆくことが多いようです。

逆に、ぼくのほうが速度が高い場合、前を走るバイクが道をゆずってくれることも多く、こういった例を見ると、ライダーとライダーとは以心伝心というか、お互いが「敬意」をもって道を走っている、と感じます。

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加えて、パワフルで大きなバイクに乗っている方が「より小さな排気量のバイクに対して親切に」する傾向もあるようですね(これはいろいろな意味で運転免許が分かれていることに起因するのかも)

そしてバイクは自動車に比較すると危険も多く(自分が気をつけていても、危険が向こうからやって来ることも)、そして危険に遭遇したときもクルマに比して回避が難しい場合があったりして(速度が高いと簡単には止まれない)、「万一」の際のダメージも甚大。
よって、バイクに乗る人は、自分の安全、そして他者の安全のためん、周囲にかなりの気を配りながら走るケースが多いのかもしれません。

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バイクに乗るという行為そのものが「普通」ではない

バイクは”当たり前のように”運転免許を取得して乗るクルマとは異なり、別途(原付きでなければ)わざわざ免許をとって、夏は暑い中、そして冬は寒い中、雨は雨でまた苦労しながら乗ることになりますが、そこまでしてわざわざバイクに乗る人は忍耐力が高く、ちょっとやそっとのことでは怒らないのかもしれませんし、バイクの危険性を熟知していて、バイクに対して煽り運転をすると「相手がどうなるか」をよく知っているのかも。
もしくは、自分がクルマから「煽り」や「嫌がらせ」を受けたことがあって、自分が加害者にだけはなるまいと心に誓っているのかもしれません。

ただ、ぼくが思うのは、単に「バイクに乗る人は、バイクを愛していて、どういった状況であれバイクを攻撃しようとは考えないんじゃないか」ということ。
バイクにはいろんな種類があり、スクーターがあったり、アメリカンがあったり、オフローダーがあったり、スポーツバイクがあったり、ネイキッドがあったり、カフェレーサーがあったり、スクランブラーがあったりと様々ですが、バイクが好きな人は、特定の種類のバイクが好きであったとしても、ほかの種類のバイクを否定したり排除したりすることが少ないようにも思います(これもクルマとはかなり異なる部分)。

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たとえばそのライダーがスーパースポーツ乗りだとしても、アメリカンがドドドとやってきたら「おっ」と思うでしょうし、オフ車のニューモデルがやってきたら、それはそれで目を奪われることになりそう。

つまり、バイク乗りは広くバイクに対して愛を持っていて、その愛するバイク、そしてそれに乗る人を攻撃する気がそもそも起きないんじゃないかとも考えるのです。

クルマに乗るのは普通であっても、バイクに乗るという行為は普通ではなく、普通ではないからこそ、それに乗る人同士で「なんらかの通ずるもの」があるのでしょうね。

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