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【動画】現実世界でクルマがここまでウィリーするのは見たことない!1000馬力のポルシェが60センチ級のウィリーを見せる

2020/03/11

| ドライバーはさぞ恐ろしいと感じているに違いない |

加速競争にて、豪快にウィリーするポルシェ911ターボSが話題に。
これはドラッグレース専用のコース(しっかりラバーが乗っている)での出来事ですが、正直(映画ではなく)現実世界にて、ナンバー付きの市販車がこんなにウィリーするのは見た記憶がありません。

ちなみにアヴェンタドールSVJが発売された直後には「あまりに強烈な加速力を持つために前輪が浮く」動画が拡散されましたが、それでも「数センチ浮いた」程度。
しかし今回のポルシェ911ターボSは数十センチも浮き上がっているという状態です。※60センチくらい浮いているらしい

【動画】ゼロヨンのスタートでまさかの「ウィリー」!ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJの加速は前輪が浮くほど強烈だった!!

とりあえず動画を見てくれ

このインパクトは言葉では伝わらず、とにかく動画を見てほしいと思いますが、こちらはまず15秒程度の動画。
スタートと同時に盛大にウィリーし、その後地面に前輪が「落ちて」バウンドしながらさらに加速する様子がわかります。

そしてもう一本、別の機会にてポルシェ911ターボSがウィリーしながら突き進む動画(おそらくは同じ個体だと思われる)。
こちらは12秒程度ですが、ウィリーの角度が大きく、そしてウィリーしている時間もかなり長く、その異様な光景には驚かされるばかり。

さらにはウィリーしながらも「(ブレずに)まっすぐ」走ってゆくのにも驚きですね。

ちなみにこのポルシェ911ターボSのオーナーはマーク・ブラックウェルという人物で、同氏はこの911ターボSを200ccボアアップし、出力を(560馬力から)1000馬力オーバーにまでチューン。
もともとポルシェ911はリアエンジンというレイアウトに起因してリアヘビーなクルマではありますが(以前に乗っていた911カレラは、車検証上で前後重量配分が30:70だった)、まさかここまで浮くとは、という感じです。

パワーがあればウィリーするというものではない

なお、馬力が高い後輪駆動車であればウィリーするかといえばそうではなく、重要なのは「ボディ強度」。
普通のクルマはウィリーするほどのトラクションがかかると車体がしなってフロントが持ち上がらず、つまりボディ剛性が不足している(この状態では車体にパワーが食われる)わけですね。

そんなバカなと思うかもしれませんが、初代NSXは段差に方輪を乗り上げてドアを開けるとその後にドアが閉まりにくくなるほどボディが捻れてしまい、しかしその後しばらく走っているともとに戻る、という状況です。

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要はそれほどボディが捻れているということで、たとえば普通のクルマは一箇所をジャッキアップしてもボディがよじれるので他のタイヤはなかなか浮かず、しかしポルシェの場合は一輪をジャッキアップすれば、対角線上にある車輪以外が浮いてしまう(ボディが一枚岩のように硬い)ことも体感済み。

よって、今回の現象はポルシェ911のボディ剛性、そしてリアエンジンというレイアウト、さらには1000馬力という条件が「重なって」のことだと言えそうです。※新型コルベットには”フライングモード”なる、ウィリーした際にトラクションを弱める機能があるので、C8コルベットもけっこう”浮く”のかも

VIA: LaFiebredePR, 1_05X

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