| ただし実際には危険な状態で走り続けたことに変わりはなく、あまり褒められた行為ではないのかも |
しかしその走りが多くの人の胸を打ったことは間違いない
さて、モータースポーツには珍事がつきものですが、今回「リヤタイヤが外れたにも関わらず、果敢に攻め続け、一旦は抜かれたクルマを抜き返してゴールした」アキュラTSXが話題に。
この奇妙な事件は、テキサス州のサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われたレース中に発生したもので、レース中の映像には、アキュラTSXのドライバーがバックストレートに入り、スピードを上げ始めた直後にハブアセンブリが破損してタイヤが飛んでゆく様子が映っています。
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その出来事はこうして起きた
そこで今回公開されている動画を見てみたいと思いますが、まずは順調にレースが行われ、各車とも問題なく走行しているものの・・・。
アキュラTSXのタイヤがハブとホイールごと外れてサーキット上を転がる様子が映し出されます。
アキュラTSXは左タイヤを失うことになったため、車体のボトムを路面にこすりつけることになり、そのため火花も見えますね。
そして後ろから日産フェアレディZがやってきて・・・。
このアキュラTSXが姿勢を崩した場合の巻き添えを恐れたのか、大回りになりつつもアキュラTSXをパス。
しかしアキュラTSXのドライバーはレースを諦めなかった
ただしアキュラTSXのドライバーはここで諦めることなく、フェアレディZにパスされたことで闘志に火がついたのか、猛然とフェアレディZを追い上げ・・・。
片輪を浮かせながらも果敢に加速し・・・。
フェアレディZを「数十センチ差で」逆転してゴール。
幸いなことに外れたタイヤの影響を受けた車両はなく、このアキュラTSXをドライブしていたジェームズ・ホートン選手は13位でゴールしたと報じられていますが、この果敢な走りによって彼は一躍時の人となったのかもしれません。
後輪が外れるも諦めずに走り続け、あまつさえライバルを抜いてゴールしたアキュラTSXの動画はこちら
参照:GRIDLIFE