最近は製造や設計技術の進歩のおかげで、多種多様なホイールが登場しています。
形状だけではなくカラーリングにおいても大きく進歩していますね。
そんなかで、ぼくの記憶に残る「格好良いホイール」を紹介してみたいと思います。
ますはレイズ(ボルクレーシング)のTE37。
「(モータースポーツでよく使われていた)15インチサイズで3.7キロ」がその名称の由来ですが、とにかく軽かったですね。
BMW Z3に使用していましたが、BMWの純正ホイールが異常に重かっただけにTE37に交換した時の衝撃は格別のものがありました。
それまでは別の車でBBS LMを使用していたのですが、BBS LMも同じ軽量の部類ながらも「粘り」があるのに対し、TE37はなんかこう、「カーン」と跳ね返ってくるようなソリッドな硬さがありましたね。
なお「色を塗ると塗料の分だけ重くなる」という理由でホイールを塗装せずにアルマイト仕上げにした、という硬派さもチューニング魂を揺さぶります。
ついでヨコハマAVSモデル5(オフシャル画像が道からないので、このほかのホイールも合わせて画像はネット上の拾い物)。
当時としてはホワイトのホイールというのが珍しく、ぼくはフェアレディZ(Z32)に装着。
ボディカラーもパールホワイトだったので相性は良かったですね。
そしてアドバンONI(鬼)。
何と言っても3本スポークというのがインパクト大で、当時の走り屋使用率も結構高かったように思います。
オフセットの関係でぼくの車には装着できなかったのが残念(思い返せばあの頃はよくホイールを換えていた)。
4本スポークで「グランドクロス」というホイールもありましたね。
RSワタナベも一つの時代を象徴するホイールと言って良いでしょう。
リバティーウォークのオーバーフェンダーキットを装着した車に履かせても格好よさそうです。
なお古い世代だと無限のホイールも奇妙なデザインでインパクト大。
格好良いとは思いませんでしたが、「何て掃除が面倒臭そうなホールなんだ」ということで強烈に記憶に残ります。
テクノキャスト。
リム部分とスポークが一体化しているという画期的なデザイン。
「ディープリムがイカス」という流行に一石を投じたホイールで、イタリア車に装着するとたまらなく格好良いホイールです。
ゴールドやホワイトもありましたが、ゴールドの渋さは格別。
なおテクノマグネシオはカンパニョーロと元は同じ会社で、のちにホイール製造部門として独立したもの。

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ちょっと変わったところではロリンザー。
このディッシュ形状ホイールはかなりのコピーが出ましたね。
なおロリンザーはけっこう革新的なデザインを採用しており、タービン形状のホイールもありますが、これはいかにもチューニングカーといった雰囲気で格好良いと思います。
そして忘れてはならないのがランボルギーニ・カウンタックのリボルバー・ホイール。
これはデザインを変えて様々なホイールがモチーフにしているところ。
ランボルギーニ・ガヤルドに採用されるカリスト・ホイールもリボルバーホイールをモチーフとして採り入れており、スポークが丸く削られているために陰影のつき方によっては「円」が出現します。
このカリストホイールは非常に優れたデザインで、ぼくも自分のガヤルドに装着したかったのですが、予算の都合で叶わなかった、という経緯があります。
最近よく見られるのがこういった感じの切削加工ホイール。
以前はアフターパーツでよく見られたものですが、最近はBMW M4GTSのように純正でも採用されることが多くなっていますね。