デ・トマソ・パンテーラGTSの中古が市場に登場。
もちろんユーズドですが書類は完備されており、コンディションは上々。
その分価格も2600万円となっており、米国では新車のランボルギーニ・ウラカンを上回る価格です。
なお米国には133台しか輸入されなかったとのことなので、非常に希少な車である事には間違いありませんね。
フォード製のV8エンジン(270馬力)をミッドマウントしトランスミッションはZF製の5速マニュアル。
なお0-100キロ加速は6秒となっており(300馬力のポルシェ718ボクスターが5.1秒)、現代ではさほど驚くべき数字ではありませんが、当時としては相当にインパクトがあったものと思われます。
製造は1974年でオーナーはこれまで4人。
かなり大事に扱われていたとみられ、走行距離はわずか1263キロとなっています。
独特のカラーリングといいリベット留めのオーバーフェンダーといい、とにかく格好良い車ではありますね。
なおデ・トマソは度々買収や復刻の話が出ますがなかなか実現せず。
「最後のビッグネーム」とも言えるブランドであり、なんとか復活してほしいものです。
スイスの投資家グループL3ホールディングスがデ・トマソを約2億5000万円で買収。
具体的な計画は無いものの、360名の従業員を雇い、ミドシップスポーツを投入を計画中、とのこと。
デ・トマソは1959年創業の老舗で、マングスタやパンテーラなどの名車を排出。
その後は泣かず飛ばずですが、いくつかのオーナーの下を転々としていますね(昨年も別のオーナーに渡っていた)。
ブランドバリューとしては非常に高く、ブガッティのように見事に復活してほしいところですね。