ブレーキについて専門家が解説する動画。
キャリパー、ローター、パッドについて語っています。
かなり専門的な内容ですが、わかっていたつもりでも、改めてその内容を見ると非常に勉強になりますね。
ブレーキと言っても幾つかの種類があり、主にはフローティングキャリパー(多くの車はこれ。BMW i3もフローティングキャリパー)、対向ピストンキャリパー(高性能スポーツカーになるとこれが多くなる)があり、そしてローターについても柔らかい素材のものやそうでないもの、パッドも同じでローターを削って制動力を発揮するものやローターに優しいもの、等があります。
欧州車は高性能車でも「フローティングキャリパー」を採用していることが多いのですが、ローターを削って制動力を発揮するものが多く、これは国産車の対向ピストン式よりもかなり効く、と経験上認識しています。
国産車の場合はあまりローターを削らないこと、制限速度が欧州に比べて低いため超高速域でのブレーキングを重視していないということもありますが、やはりブレーキの効きには不満が残ることも。
なお対向ピストン式でも「2ピース」と「モノブロック」があり、2ピースキャリパーは左右に別れた部品をボルトで連結するもので、どうしても剛性不足から来る制動力の不足といったところがありますね。
同じ「ブレンボ」でも2ピースのものとモノブロックのキャリパーでは制動力が全く異なるので、社外品を選ぶ場合は注意が必要(今は2ピースキャリパーはかなり少ない)。