ピレリ・カレンダー2018を撮影するカメラマンがイギリス人のティム・ウォーカー氏に決定した、とピレリが発表。
ティム・ウォーカー氏はヴォーグやWマガジンなどの撮影を手がけ、2008年には初の個展を開催しており、2010年にはショートフィルム「ストーリーテラー」も公開しています。
ティム・ウォーカー氏はアーティスティックかつ幻想的な写真を撮ることで知られますが、昨年の「現実的な」ピレリ・カレンダー、その前の「生々しい」ピレリ・カレンダーとはまた異なったものとなりそうですね。
2017年のピレリ・カレンダーを撮影したピーター・リンドバーグ氏(1996/2002年にも担当)は主に40代の女優を起用し、レア・セドゥー、ケイト・ウインスレット、ユマ・サーマン、ニコール・キッドマン、ペネロペ・クルス、ヘレン・ミレン、ジェシカ・チャンスティン、シャーロット・ランプリング他をモデルとしてセレクト。
「女性の裸は撮らない」として普段の生活っぽい「ありのまま」の姿を収めており、これの反応は実際どうだったのかは気になります。
撮影地もロサンゼルス、ニューヨーク、ベルリン、ロンドンなど多岐にわたりますが、今回のティム・ウォーカー氏は「ロンドンで撮影」とのこと。
2016年版を担当したスティーブン・マイゼル氏はこれまでのピレリ・カレンダーっぽく「お色気」路線で、しかもラバースーツなどハードな路線。
着用する衣装もレッドやブラックなど、ある意味「どぎつい」ものも見られ、インパクトとしては相当なものがありましたね。
ぼくとしては、お色気は抜きにしてもスティーブン・マイゼル氏の作品のほうが「ピレリらしい」「ピレリにしか出来ない」ものだと考えており、ピーター・リンドバーグ氏のピレリ・カレンダーは素晴らしい作品ではあるものの「ピレリでなくてもできる」ものではないか、と考えています。
その意味では今回のティム・ウォーカー氏にも「ピレリらしい」他では見られないようなショットを期待したい、と思うところ。