| ニュルブルクリンクでは若干のテールスライドを見せつつも果敢に攻める |
ボクはここ最近のアストンマーティンのニューモデルに大きな期待を寄せている
さて、アストンマーティンは5月にブランニューモデル「DB12」を発表しており、こちらはアストンマーティンいわく「新カテゴリ」に属するスーパーツアラー。
現時点で発売されているのはクーペのみではあるものの、今回はオープンモデルの「DB12ヴォランテ」がニュルブルクリンクを走る姿が捉えられています。
なお、DB12クーペは680馬力を発生する4リッターV8ツインターボを搭載して0-96km/hを3.5秒で駆け抜け、さらには最高速度325km/hを誇るという超高性能ぶりを発揮しますが、おそらくDB12ヴォランテの場合、これに少し「劣るくらい」の運動性になるのでは、と予想しています。
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アストンマーティンは大きくそのクルマづくりを変えてきた
現在アストンマーティンの経営権を握るのは実業家のローレンス・ストロール氏。
同氏はトミー・ヒルフィガーなどアパレル会社へと投資することで財産を積み上げていますが、競争厳しいファッション業界にて培った差別化戦略を(アストンマーティンに)持ち込むものと見られ、すでに様々な変革を行っています。
大きな流れとしては「F1イメージ、そしてF1の技術を市販車へと反映すること」、「超高級、ハイパフォーマンスを極める」ということですが、「F1」「ハイパフォーマンス」に関してはフェラーリやマクラーレンも持ち得る武器でもあり、しかしこれに「超高級」を組み合わせるとアストンマーティン以外では持ち得ない戦略兵器に転じる、とも考えられます。
実際のところDB12でもそのラグジュアリーさが遺憾なく発揮されており、とうてい他のスポーツカーメーカーでは太刀打ちできない美しさや存在感、なによりもエレガンスを発揮しているようでもありますね。
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なお、DB12自体は完全新設計というわけではなく、DB11の発展版という位置づけとなっており、実際に(DB11譲りの)メルセデスAMG製の4リッターV8ツインターボが搭載されています。
ただしアストンマーティンはこのV8エンジンに手を入れることで「アストンマーティンらしい」バリトンの効いたサウンドに仕上げており、出力特性についても変化を加えている、とアナウンス済み。
さらにインフォテイメントシステムについても(これまでの)メルセデス・ベンツ製ではなく自社製に切り替えていて、操作性が大きく向上している、とも言われていますね。
ちなみにですが、メルセデスAMGは最近アストンマーティンへの出資比率を高めており、しかしそれでもアストンマーティンが「メルセデス離れ」を加速させているのはちょっと興味深いところです。
このDB12ヴォランテに話を戻すと、見ての通りエレガントなソフトトップを採用していますが、このソフトトップはフェラーリ・ローマ、そしてメルセデスAMG SLも採用するなど「復活の兆し」があるアイテム。
その理由としてはひとえに「見た目が優雅」ということになりそうで、しかしそのほかにも「軽量」「リトラクタブルハードトップに比較してトランクスペースを圧迫しない」などの利点もあるものと思われます。
さらには「多彩なカラーや仕上げ(ステッチや柄など)を用いることができる」ためパーソナリゼーションも行いやすく、購入者としては「ボディカラー、ソフトトップ、インテリア」という3つのカラーを自分の好みに合わせて組み立てることが可能となるわけですね。
https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/53083300521/in/dateposted-public/アストンマーティンDB12「ヴォランテ」がニュルブルクリンクを走る動画はこちら
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参照:CarSpyMedia