| いくつになっても相変わらずエルトン・ジョン |

フランスはキャプ・アンティべ・ヴィラ・ドラーヌにて開催されたオークションにて、ベントレーがエルトン・ジョンと共同しベントレー・フライングスパー・ファースト・エディションを出品。
これによって約8500万円の売上を記録しており、もちろんその収益金はエルトン・ジョン・エイズ財団へと寄付される、とのこと。
なお、エルトン・ジョン(右)と反対の左側にいるのはデビッド・ファーニッシュ。
映画監督としても有名ですが、エルトン・ジョンの「夫」としても知られます。
そのほか英国人アナウンサーのタニア・ブライヤーがホストを務め、コールドプレイのクリス・マーティンもスペシャルゲストとして参加するなど、かなり大掛かりなイベントであったようですね。
ベントレー・フライングスパーは発売されたばかりのニューモデル
ベントレー・フライングスパー・ファースト・エディションは、発売当初の1年間だけ注文可能な「期間限定モデル」で、特別仕様のバッジやキックプレート、22インチホイール、イルミネーション内蔵のフードオーナメント等が特別に装備されます。

エンジンは通常モデルと変わらず6リッターW12エンジンを採用し、出力は635PS。
トランスミッションは8速デュアルクラッチ、駆動方式には4WDを採用します。
その巨体に似合わず0−100キロ加速は3.8秒、最高時速は333km/hというスペックを誇る俊足サルーンでもありますね。

なお、エルトン・ジョンは無類のクルマ好きとしても知られ、ヒットチャートに自身の曲が1位に入ってお金を得たときにまず買ったのがフェラーリ(デイトナ)。
そのほかにも初代NSXが発売された際にもすぐさまこれを購入して「彼氏」にプレゼントしたり、その他にも多数のスーパーカーや高級車を所有してきたことでも知られます。

よってエルトン・ジョンが今回のようにベントレーとのコラボレーションを行うことはまったく不思議ではありませんが、相変わらず奇抜というか、ますます盛ん、といった感じですね(着ているのはおそらくグッチ。最近のグッチはあまりに行き過ぎだと考えていたが、こういった需要があったようだ)。

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これは1997年にサー・エルトン・ジョンがオーダーしたもので、ボディカラーはブラック、インテリアもブラック。
今までにも何度かサー・エルトン・ジョンの所有していた車がオークションに登場しているものの、ボディカラーやカスタムに統一性はなく、そのクルマに似合う仕様を随時選んでいたようですね(反面、デビッド・ベッカムはどの車でも同様のカラーやカスタムを好む)。
ヴァンテージは「ヴィラージュ」の高性能版として登場しておりエンジン出力は名称の通り550馬力、0-100キロ加速は4.8秒。
最高速度は時速290キロを誇り、20年以上も前のクルマに関わらず、今でも第一級の動力性能を維持。
なお走行距離は14,484キロと少なく、見た目の美しさから判断しても相当にメンテナンスに手間とお金をかけていたであろうことが想像できますね。

このヴァンテージは「2代目」となり生産は1993-1999年で、エンジンはキャラウェイのチューン、トランスミッションはコルベットZR1用の6速MTを採用するなどアメリカ色の強いモデル。
ボディサイズは全長4755、全幅1945、全高1330ミリ、重量は1970kgという諸元を持ち、かなり大きく、そして重い車であることがわかります。