ベントレーのデザイン責任者が交代！前任者の辞任に際し、アウディからアンドレアス・ミントが昇格

さて、ベントレーのチフデザイナーが交代する、との報道。

新しいデザイナーはアンドレアス・ミント（Andreas Mindt）氏で、同氏はベントレーの属するフォルクスワーゲングループにて25年以上のキャリアを持っている、とのこと。

ちなみにこれまでのベントレーのチフーデザイナーであったステファン・シーラフ（Stefan Sielaff）氏は「新しいチャンスを求め、ベントレーそしてフォルクスワーゲングループを離れる」と報道されています。

アンドレアス・ミント氏はこういった経歴を持っている

アンドレアス・ミント氏は上述の通り、フォルクスワーゲングループにて長い経験を持っており、これまではフォルクスワーゲン、そしてアウディにてデザイン経験を積んだ他、1999年にはベントレーにて「W16 Hunaudieres Concept」に関わったことも。

アウディではQ8そしてe-tron各モデルのデザインに携わったとされており、けっこうシャープで未来的なデザインを得意とする人なのかもしれません。

そして同氏はベントレーについて「フォルクスワーゲングループ内における宝石のようなもの」ともコメントしており、エレクトリックモデルはじめその「未来」をデザインすることに対して大きな期待を寄せている、とのこと。

なお、ベントレーは比較的デザイナーの変動が大きく、ここ最近で報じられたチーフデザイナーの交代は3人め。

まずはランボルギーニでムルシエラゴやガヤルドをデザインしたルク・ドンカーヴォルケ氏が着任するもヒュンダイに引き抜かれ、その後にステファン・シーラフ氏が後継者として指名されています。

そして今回、同氏が辞任することでアンドレアス・ミント氏がその任を引き継ぐことに。

参考までに、フォルクスワーゲングループからはデザイナーの流出が多く、ベントレーからはルク・ドンカーヴォルケ氏（ヒュンダイへ）、ブガッティからはサシャ・セリパノフ氏（ヒュンダイ→ケーニグセグ）、アウディからはペーター・シュライヤー氏（キアへ）、イタルデザインからはフィリッポ・ペリーニ氏（ヒュンダイへ）など。

ちなみにベントレーからはインテリアデザインチームの主要メンバーがヒュンダイから引き抜かれており、ヒュンダイは「フォルクスワーゲングループの著名デザイナーばかり」で固められている状態に。

となると、ついつい「ステファン・シーラフ氏もヒュンダイに引き抜かれたのでは」と勘ぐってしまいますね。

合わせて読みたい、デザイナー関連投稿