>ベントレー(Bentley)

ベントレーが「2022年には500台のマリナーによるカスタムカーを生産した」と発表。500台めのボディカラーは美しい新色「スパーク」

2022/12/25

ベントレーが「2022年には500台のマリナーによるカスタムカーを生産した」と発表。500台めのボディカラーは美しい新色「スパーク」

| マリナーは累計1,000台を作るのに7年を要し、しかしこの1年だけで500台を生産 |

ベントレーの販売やカスタム需要はこの数年で飛躍的に伸びている

さて、ベントレーは自社にてコーチビルド部門「マリナー」を有していますが、ここでは顧客の特別な要望に応えたクルマを手掛けたり、バカラルやバトゥールのような少数限定車を製造しています(1920年代のブロワーの復刻もマリナーが手掛けている)。

そして今回ベントレーが発表したのが「今年1年で500台めのマリナー・プロジェクトを完成させた」。

つまりマリナーで2022年に500台のクルマを作ったということになりますが、近年このマリナーの人気はどんどん加速しているといい、すぐに「1年で,000台を製造した」というアナウンスがなされることになるのかもしれません。

ベントレー・バカラルとブロワー
ベントレーが限定12台の「バカラル」、そして1929年の「ブロワー復刻モデル」顧客向け第一号を完成させたと発表。ブロワーはとんでもない価値を誇りそうだ

| ブロワーは「3つの部分を除いて」当時のブロワーと寸分たがわぬ仕様を再現 | どうやらベントレーはまだまだこういったスペシャルモデルを増やしてゆくようだ さて、ベントレーはここ最近、1台2億円以上と ...

続きを見る

500台目のマリナー・プロジェクトのボディカラーは「スパーク」

そしてこの記念すべき500台目となるマリナー・プロジェクトは新色「スパーク」を身にまとうフライングスパーS ハイブリッドで、このボディカラーにブラックライン仕様のエクステリアブライトワーク、22インチの10スポークホイールが組み合わせられています。

インテリアでは、単色の光沢仕上げカーボンファイバー製パネルとダイヤモンドキルトのベルーガハイド製シートが用いられ、これにポリッシュ仕上げの金属製エアベント、ダイヤルベゼルが組み合わせられ、シートやフロアマットにはクライン・ブルー・ハイドが採用されて鮮やかなコントラストを演出することに。

Mulliner 500th Commission - 2

マリナーは世界最古のコーチビルダーとして知られていますが、後にベントレーが傘下に収め、現在のコーチビルド部門として再構築したのが2014年。

「累計1,000台」を達成したのがその7年後の2021年だというので、その翌年の2022年単独で500台を達成したということは驚くよりほかなく、ベントレーによれが、「今年の500件という輝かしい実績は、サテンペイント仕上げや特注カラー、複雑なインレイや刺繍など、オーダーメイドの創造性に対する需要が高まっていることを反映している」。

加えて「ベントレーのデザインスタジオとマリナーチーム、その他すべての継続的なサポートがなければ、1年で500台目の依頼という節目を達成することはできなかったでしょう。2021年もマリナーにとって記録的な年であり、お客様のご要望に応えるためにチームを50%増強する必要がありましたが、2022年にはお客様や小売店からの依頼が前年比85%増となり、チームはいい意味で試されることになりました。彼らの努力、献身、そして一つ一つの依頼に対する情熱によって美しいパーソナライゼーションが成し遂げられているのです」。

ベントレーはコンチネンタルGTスピードとバカラルのモデルカーを販売開始

そしてベントレーは「コンチネンタルGTスピードとバカラルのモデルカーを販売開始する」とアナウンス。

Bentley 1 43 scale models - 1

それぞれスケールは1/43で、コンチネンタルGTスピードのカラーはキャンディレッド、そしてインテリアもレッド、さらにはベントレーのインテリアにおける特徴のひとつであるダイヤモンドステッチも再現されているのだそう。

Bentley 1 43 scale models - 9

そしてこちらは「バカラル」。

実車の限定台数12台はすべて完売しているので、バカラルを手に入れようとなるともうこのミニカーしか無い、ということになりますね。

Bentley 1 43 scale models - 10

ベントレーが世界限定12台のみの「バカラル」の生産を終えたと発表!それぞれが固有の仕様を持ち、中には「もみがら灰を混ぜたボディカラー」「5000年前の木を使用した内装」も
ベントレーが世界限定12台のみの「バカラル」の生産を終えたと発表!それぞれが固有の仕様を持ち、中には「もみがら灰を混ぜたボディカラー」「5000年前の木を使用した内装」も

| ベントレーはもともと無限に近いカスタム性を誇り、「法律と想像力の限界」でしかそれを制限できない | 特にその内装は自動車業界でもっとも高い自由度を持っているとも考えられる さて、ベントレーが12台 ...

続きを見る

ボディカラーはイエローですが、これはオフィシャルフォトに登場したバカラルに採用された「カラーストーム」ペイントを再現したもので、これにサテンブロンズのブライトウェアが組み合わせられています。

Bentley 1 43 scale models - 4

ラップアラウンド・コクピットを採用したインテリアもしっかり再現され、洗練されたグレー・ツイードとベルーガのキャビンカラーが持っており、やはり実車のバカラル同様に細部に至るまでこだわった仕上がりに。

なお、これらの価格はいずれも100ポンド(現在の為替レートにて約16,000円)だそうですが、カタログモデルのコンチネンタルGTスピードであっても、少量生産モデル、かつその価格2億5000万円とも言われるバカラルであっても、「ミニカーになると価格が同じ」というのがちょっと面白いと思います。

合わせて読みたい、ベントレー関連投稿

ベントレーが今後のEV時代のデザインを先取りした「マリナー・バトゥール」公開!1台2.7億円、18台の限定台数はすべて完売。デザインは「獲物に飛びかかる肉食獣」をイメージ
ベントレーが今後のEV時代のデザインを先取りした「マリナー・バトゥール」公開!1台2.7億円、18台の限定台数はすべて完売。デザインは「獲物に飛びかかる肉食獣」をイメージ

| ベントレーは「バカラル」にてその究極のパーソナリゼーションを披露し、それが「バトゥール」の成功にも結びついているようだ | おそらくはパーソナリゼーションにかかるコストも非常に高額であり、実際の購 ...

続きを見る

ベントレーが少量限定モデル「バトゥール」の内装に18Kゴールドを最大210g採用すると発表。そのぶんだけでなんと1,827,000円に
ベントレーが少量限定モデル「バトゥール」の内装に18Kゴールドを最大210g採用すると発表。そのぶんだけでなんと1,827,000円に

| これら18Kゴールドのパーツは環境負荷を考慮し「リサイクル」にて作られるそうだ | 将来的にベントレーは貴金属の拡大採用を検討しているようだ さて、ベントレーが103年ものベントレーの歴史の中で最 ...

続きを見る

「10足限定」にてベントレーが発売したアディダスとのコラボスニーカーと同じデザイナーによるフライングスパーが公開!内外装が超絶レベルのこだわりの仕様に
「10足限定」にてベントレーが発売したアディダスとのコラボスニーカーと同じデザイナーによるフライングスパーが公開!内外装が超絶レベルのこだわりの仕様に

| 文字通りベントレーには無限のカスタム選択肢があるようだ | グロス仕上げとマット仕上げとの使い分けは秀逸 さて、ベントレーは先日「アディダスとサージョンとベントレーとのトリプルコラボ」によるスニー ...

続きを見る

参照:Bentley

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ベントレー(Bentley)
-, , , , , ,