| TVRグリフィスのエキゾーストサウンドはまるでレーシングカーのようだ |
TVRが公式にて、グリフィスをサーキットで全開走行させる動画を公開。
なお新型グリフィスが公開されたのはもう1年以上も前ですが、それ以降ほとんど話を聞くことはなく、それもそのはずで「納車は2019年初めから」。
現時点では最終スペックも決まっていないとのことで、「まさか生産できないなんてことはないよな」という一抹の不安も頭をよぎります。
動画ではその豪快なサウンドと走りを披露
なお、動画ではサーキットを爆走する様子を公開していますが、そのサウンドは豪快そのもので、クルマの挙動もビシっと安定しており、かなり期待できそうには思います。
いまのところ「忘れ去られた感」の強いクルマではあるものの、いざ納車が始まるとそのスパルタンさから一気に人気に火がつくかもしれませんね。
公開されている情報だと、新生グリフィスのエンジンはフォード製5リッターV8をコスワースがチューンしたもので500馬力を発生し、車体重量は1250kg(重量配分は前後50:50)。
基本骨格はマクラーレンF1の設計者であるゴードン・マレー氏が考案したカーボンとスチールとの複合構造「iStream」。
トランスミッションは6速マニュアル(ターマック・マグナムXL)で駆動輪は後輪のみ、ドライバーアシストの類はほとんどない、というスパルタンなクルマです。
0-100キロ加速は4秒以下(ドライバーアシストのないマニュアル・トランスミッション車としてはかなり速い)、最高速度は321km/h。
車体サイズは全長4314ミリ、全幅1850ミリ、高さ1239ミリと意外にコンパクト。
ポルシェ911が全長4505ミリ、全幅1835ミリ、全高1295ミリという数字を持ち、グリフィスはこれに近いサイズではあるものの、より短く、より低いプロポーションを持つということになりますね(ポルシェ718ケイマンは全長4379ミリ、全幅1801ミリ、全高1295ミリ)。
なおTVRは1947年にイギリス・ブラックプールにて創業。
これまで「グランチュラ」「グリフィス」「タスカン」「キミーラ」「サーブラウ」「タモーラ」などを発表し、一時期はイギリス有数の独立系自動車メーカーにまで発展するものの、その後経営不振に陥り、ロシアの実業家であるニコライ・モレンスキー氏に売却。
その後も経営再建がうまくゆかず、2013年にイギリス人のレス・エドガー氏がTVRを購入し、現在同氏のもとで新生TVRとして活動している、というのがこれまでの流れです。
それでは動画を見てみよう
こちらがTVRグリフィスが思いっきりサーキットを走る動画、「Avon Tyres clad TVR Griffith unleashed at Castle Combe Circuit」。
前から見るとメルセデスAMG GTもしくはSLS AMG、後ろから見ると新型トヨタ・スープラにちょっと似てますね。
なお、Shmee150氏もTVRグリフィスのレビュー動画を公開しています。