ジャガーが2040年をイメージしたコンセプトカー「ジャガー・フューチャー・タイプ(Jaguar Future-Type)」を公開。
加えてジャガー・ランドローバーのCEO、ラルフ・ステフ博士が「2020年までには全ての車をエレクトリック化」すると発表しています。
この「エレクトリック化」はEV化すると言うことに加え、プラグインハイブリッド/マイルドハイブリッド化ということも含んでおり、これから発売されるモデルは全てこの方向となりそうですね。
今回公開したジャガー「フューチャー・タイプ」は完全自動運転の電気自動車で、乗員は2+1の3シーター。
オンデマンドで車を呼んでシェアする「カーシェアリング」に活用することを想定しており、同時にAI搭載のステアリングホイール「Sayer(セイヤー)」も発表。
これは「自動車を個人所有する時代が終わる」ことを想定したもので、しかし個人がこのハンドルを所有することで車を呼び出し、内蔵された個人情報を活用してどこであろうとも目的地へ行ける、と言うもの。
実際はステアリングホイールの形状をしている必要はなく、スマホ内蔵のアプリでも良いわけですが、ジャガーとしては「個人が所有できる最後の自動車部品」としてステアリングホイールを選んだのかもしれません。
なお、この「セイヤー」は1950-1960年代におけるジャガーのデザイナー、「マルコム・セイヤー(Cタイプ、Dタイプ、Eタイプをデザインしている)」に敬意を表したもの。
まさかジャガーがこうした車やデバイスを出してこようとはと言う感じですが、ベントレーは逆に「どういった時代になっても個人で車を所有する人は必ずおり、そして需要もある」というジャガーとは異なるスタンスを持っているのが面白いところ。