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ロイヤルウエディングに登場したジャガーEタイプは「EV」。1992年までのジャガーは”EVに換装可能”

2018/05/21

| ロイヤルウエディングに登場したジャガーE-Typeはフルエレクトリック |

ハリー王子とメーガン・マークルさんとの「ロイヤル・ウエディング」がめでたく執り行われましたが、その際に新郎新婦がドライブした「ジャガーE-type Zero」が話題に。
これはジャガーが昨年秋に公開した「EタイプのEV版」。
ベースは1968年のE-Typeで、レストアを行うと同時にパワーユニット/ドライブトレーンをバッテリー/エレクトリックモーターへと置き換えたものとなっています(文字通りそれらを”置き換えた”構造となっており、車体の基本的な構造は変わっていない)。

1992年までのジャガーにこのEVユニットは搭載可能

ジャガーEタイプゼロは220Kwを発生するモーターとリチウムイオンバッテリーを採用し、重量配分はオリジナル(ガソリンエンジン)と同じ割合をキープ。
一方で車体重量は80キロほど軽量化されており、0-100キロ加速は5.5秒(オリジナルよりも1秒速い)。
外装もほぼオリジナルのままとなっており、効率を考慮してヘッドライト類は「LED」へ。

インテリアもEVに必要な情報を提供するために改装が施され、軽量化のためにカーボンファイバーが使用されています。

なお、この「エレクトリック・パワーユニット/ドライブトレーン」はほかのXK系モデル(1992年まで)にも対応でき、XK120、XK140、XK150のほか、XJ6、Mk2、Sタイプ、420、デイムラー・ダブルシックスへと装着が可能。
この「ジャガーE-type Zero」の製造を行ったのは”ジャガー・ランドローバー・クラシック”ですが、今回のロイヤルウエディングは絶好の宣伝の場となったはずで、クラシックジャガーを保有するオーナーが「次にレストアする際にはEV化してみるか」と考えるきっかけとなったのかもしれません。

現時点では走行レンジが274キロにとどまるものの、この技術はジャガーのニューモデル「I-PACE」からのフィードバックを受けて実現されたもので、今後もさらに効率化が進み、一回の充電あたり航続距離が伸びることになりそう。

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