| 公道走行、サーキット走行両方に対応したピュアエレクトリックスポーツカー |

ジャガーが「ヴィジョン・グランツーリスモ」を発表。
そういえばジャガーからは発表されてなかったなという感じですが、これは3モーターを採用するピュアエレクトリックカー。
1005馬力を発生して0−100キロを3秒以下で加速するという俊足ぶりを発揮し、最高速は321km/h、車体重量は1400キロという設定です。
1957年のル・マン24時間レースを制したD-Typeへのオマージュとなり、ロングノーズにコンパクトなキャビン、そして「上のほうでちょっとだけ開く」ドアを持っていますね。
現時点でも実現可能なリアリティを持つ一台
フロントグリルやヘッドライトは現行ジャガーを連想させるもので、非常にシンプルかつスリーク。

リアウインドウもまさに「ジャガー的」。
こういった、「未来に活かせる資産」を持つというのは非常に重要であると改めて思い知らされます。
リアウイングは「この発想はなかった」というエクステンション方式。

ジャガーなので「右ハンドル」。
シートはメルセデスAMG ONEなど、近年のハイパーカーに多く見られる「シャシー一体型」。
極度にシンプルな構成を持ちますが、現代のレーシングカー的な「シーケンシャルトランスミッション」のシフトノブっぽいレバーが印象的。
ピュアエレクトリックカーであればこういったレバーの必要はなく、パドルシフトでも十分なはずですが、ジャガーとしては「雰囲気」のためにこれを再現したのだと思われます。

ステアリングホイールは上下がフラットに。
内側にはなんらかのコントロールスイッチがあり、駆動バランスやトラクションコントロールの設定を行うのかもしれません。
車両に関する情報はすべてカーブガラス採用のディスプレイに表示されるようですね。

こちらは東京の街を走るジャガー・ヴィジョン・グランツーリスモ。

3台に増殖して首都高へ。

ほかにはこんな「ヴィジョン・グランツーリスモ」も
なお、自動車メーカー各社が「ヴィジョン・グランツーリスモ」を発表しており、ここでその一部を見てみましょう。
まずはメルセデス・ベンツAMGヴィジョン・グランツーリスモ。
映画「バットマン」にも登場していますね。

アウディのピュアエレクトリックカー、アウディe-tron ヴィジョン・グランツーリスモ。

ベイビーNSXかと騒がれた、ホンダ・ヴィジョン・グランツーリスモ。
最近公開されたクルマにしては珍しく、エレクトリックパワートレインを搭載せず、「ガソリンエンジン+超軽量」というホンダらしいコンセプトです。

プジョーは2台目のヴィジョン・グランツーリスモ、L750Rハイブリッドを公開。

マクラーレンからは「アルティメット・ヴィジョン・グランツーリスモ」。
4リッターV8ツインターボ+2モーターのハイブリッドカーで、センターシート+バイクのように「跨る」乗車方法が独特です。
