レトロなのかフューチャーなのか、それともレトロフューチャーなのか

チョコチョコとティーザー画像が小出しにされる新型ランドローバー・ディフェンダー。
今回CarAdviceがジャガー・ランドローバーのコミュニケーション部門(最近はこういった名称の部署が多い)のボス、ティム・クリーガー氏とのインタビューから得た情報だと、新型ディフェンダーは「6ヶ月以内に」発表される、とのこと。
発表はフランクフルト・モーターショーもしくは「その前」?
今から6ヶ月以内といえば「10月」ということになりますが、時期的にはフランクフルト・モーターショー(9月)が最も近く、このあたりで発表される可能性が高そう。
なお、気になる納車時期については「2020年はじめ」だと報じています。
なお、現在のところ新型ディフェンダーがどんなデザインを持つのか全く不明。
現在公開されているディーザー画像、またスパイフォトでは厳重にカモフラージュが施されており、ここからわかるのは「たぶんボクシーなスタイルになるんだろうな」ということくらい。
ボディ形状は3ドアそして5ドアが用意されることになりそうですが(両方のプロトタイプが目撃されている)、3ドアの方は見るからにショートで、その姿はまさに「チョロQ」。※カモフラージュ柄にはなんらかの意味がありそう
一方で5ドアのほうはかなり余裕のあるボディを持っていて、印象としては「別のクルマ」。
なお、ちょっと前に新型ディフェンダーのインテリアだとされる画像がリークしており、このときはジャガー・ランドローバーが火消しに動くなど大きな騒ぎとなっており、ジャガー・ランドローバーいわく「その画像は古いデザインだ」。
つまり遠まわしには「本物」であることを認めたことになりますが、かなり完成度が高く、市販レベルの完成度を持っていることがわかります。
仮にこのリーク画像が古いバージョンだとしても、市販モデルは「これに近い」デザインの内装を持つであろうことが想像できますが(ここまで作り上げたものをご破算にするのは考えにくい)、雰囲気からすると「未来的」。
そしてこの内装を持つボディデザインとなるとやはり「フューチャー」な雰囲気がマッチすると思われます。
ちなみにランドローバーのデザイナー、ジェリー・マクガバン氏によると「新型ディフェンダーは、旧来のファンも納得でき、新しいファンも呼び込める」と語っているので、かつての雰囲気を残しながらも新しさを感じさせるのは間違いなさそう。

ただ、メルセデス・ベンツGクラス然り、スズキ・ジムニー然り、最近人気なのはレトロフューチャーではなく「レトロ」。
そこに(おそらくフューチャーな)ディフェンダーが与えるインパクト、そして市場の反応といったところも気になりますね。